ティム・バートンのコープスブライド / Tim Burton's Corpse Bride

ティム・バートンのコープスブライド / Tim Burton's Corpse Bride

『ティム・バートンのコープスブライド』とは、ティム・バートン監督によるストップモーション・アニメーション映画。同監督の『チャーリーとチョコレート工場』と同時進行で制作され、主演も同じジョニー・デップだ。ジョニー・デップにとっては声優初挑戦作品となった。
結婚を目前に控えた内気な青年が、死体の花嫁と結婚してしまうというストーリー。
第78回アカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされ、2005年ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞の長編アニメ賞を受賞するなど、高い評価を得た。

ティム・バートンのコープスブライド / Tim Burton's Corpse Brideのレビュー・評価・感想

ティム・バートンのコープスブライド / Tim Burton's Corpse Bride
8

人形ならではの味わい

テイム・バートンのザナイトメアビフォアクリスマスが好きなので、これも見てみました。男の人がとても素敵でした。大人しいし、なんか頼りない感じですが、すごく優しそうで、フィアンセがすぐにポッとなるのもよくわかります。親同士が決めた相手だし、女の人からすると不安しかないはずなのに、偶然にも互いになんとなくうまくいきそうに思える相手だったのは奇跡だなと思いました。女の人はなんかおどおどしたところはありますが、そりゃあんな母親なら仕方ないなと思いますし、とても綺麗で好感が持てる感じです。死んだ花嫁はとても可哀想でした。花嫁さんはやっと花婿が現れたと幸せだったはずなのに、最後には彼を生かして、なんとなく人魚姫っぽい話だなと思いました。花嫁は、白骨死体だし怖いはずなのに、なんとなく可愛いのは、テイム・バートンの絵柄のお陰でしょうか。彼女以外の死後の世界の人々が全員、なんか魅力的でした。テイム・バートンの死後の世界なら行ってみたい気もします。これらがストップモーションアニメなんて、びっくりです。そういえば、普通のアニメにない味わいがある気がします。なんだか、顔の丸みとかかわいらしいし、父親とかのでっぷりしたか体も、人形を作るなら、わざとそういう体の方が面白いかなと思います。