ヴェスタリアサーガI 亡国の騎士と星の巫女
『ヴェスタリアサーガI 亡国の騎士と星の巫女』とは、2016年9月5日に公開されたフリーのシミュレーションロールプレイングゲームシリーズの第1作である。開発ツールには「SRPG Studio」を使用しいる。『ファイアーエムブレム』シリーズなどを手掛けた加賀昭三が主催し、有志約15名によって開発されたヒロイックファンタジー作品である。商業作品ではないが、硬派なゲーム性や重厚な世界観で多くのSRPGファンの注目を集めた。
物語の舞台は、8つの国に分かれたヴェスタリア島である。大陸暦1025年、メレダ王国は東の大陸を治めるソルヴィア帝国との間隙や同盟軍の裏切りにより、国王や王子を失って滅亡の危機に瀕していた。王都を守る兄から、メレダ最後の王族であり兄の許婚である少女アトルフィスを託されたレデッサの公子ゼイドリースは、わずかな騎士たちを率いてベネキア共和国へと落ち延びていく。全20章からなる本作は3部作の第1作に位置づけられており、主要な伏線を残しながらも主人公の目的がひとまず達成される構成となっている。
ゲームとしての特徴は非常に高い難易度にあるが、5ターンごとのセーブ機能や、経験値が増加するなどの恩恵を受けられる救済モードが用意されており、初心者への配慮もなされている。その後、前日譚や後日譚、さらにはリメイク版である『ヴェスタリアサーガⅠ+』などが順次公開され、システム面や難易度の調整が行われながら遊びやすさが向上している。重厚な戦術性と緻密なストーリーテリングが融合した、インディーゲームを代表する本格派SRPGとして評価されている。
- 総合評価10.0点
- 関連記事数0記事
- レビュー数1レビュー
![RENOTE [リノート]](/assets/logo-5688eb3a2f68a41587a2fb8689fbbe2895080c67a7a472e9e76c994871d89e83.png)