T・Pぼん

T・Pぼん

『T・Pぼん』(タイムパトロールぼん)とは、藤子・F・不二雄(発表当時は藤子不二雄名義)による日本のSF歴史冒険漫画作品である。『月刊少年ワールド』や『月刊コミックトム』にて1978年から1986年にかけて連載された。
物語の主人公は、ごく平凡な中学生である並平ぼん(なみひら ぼん)である。ある日、未来からやってきたタイムパトロール隊員の少女リーム・ストリームと偶然出会ったことから、歴史の谷間で不慮の死を遂げた人々を救助する任務に関わるようになる。秘密保持のために消去されそうになるも、歴史に深く関わる存在であることが判明したため見習い隊員として入隊することになり、第2部以降では正隊員に昇格したぼんと助手の安川ユミ子(やすかわ ゆみこ)らがコンビを組み、太古から未来のさまざまな時代を駆け巡りながら多くの人命を救う冒険を繰り広げる。
中学生を主人公に据えながらも読者の対象年齢層はやや高めに設定されており、歴史上の大事件や人々の死といったシリアスで残酷な描写も含まれるが、ヒューマニズムやユーモア、風刺などの要素を織り交ぜながら全体として明るいトーンで描かれている。作者の健康上の理由から明確な完結を迎えることなく未完となったものの、のちの「大長編ドラえもん」の制作にも大きな影響を与えたとされる。
メディアミックスも積極的に行われ、1989年に日本テレビ系列でスペシャルアニメが放送されたほか、生誕90周年を迎えた2024年にはNetflixにてボンズ制作による新作アニメがシーズン1およびシーズン2として世界同時配信され、大きな話題を呼んだ。

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