僕らのごはんは明日で待ってる

僕らのごはんは明日で待ってる

『僕らのごはんは明日で待ってる』とは、2012年4月25日に刊行された瀬尾まいこによる日本の恋愛小説である。孤独な青年と天真爛漫なヒロインが織りなす切なくも温かい純愛を描いており、漫画化や実写映画化など幅広いメディアミックスが展開されている。2016年2月24日には文庫本が刊行された。
物語は、中学時代に兄を亡くしたトラウマから周囲に心を閉ざし、孤立した学生生活を送る葉山亮太が、高校最後の体育祭のペアをきっかけに上村小春と出会うところから始まる。無遠慮に距離を詰めてくる小春に戸惑いながらも次第に惹かれ合っていった二人は交際を始め、短大を卒業して保育士となった小春との結婚を視野に入れた穏やかな日々を過ごすようになる。しかし、複雑な生い立ちを抱える小春が突如として別れを切り出したことから二人の関係は大きく揺らぐことになり、葉山は別の女性と付き合う中で小春の存在の大きさに気付き、再び小春の内面に踏み込んでふたたび共に歩み出す決意を固める。大学卒業の2年後に夫婦となった二人は穏やかな家庭を築くが、小春の子宮に腫瘍が見つかったことで子どもが持てなくなるという過酷な運命に直面する。絶望しかけた小春に対し、葉山はただ生きてもらうことを強く願い、これからも夫婦二人で互いに寄り添いながら生きていく道を選ぶ。
2017年1月7日に公開された実写映画版では、市井昌秀が監督を務め、主人公の葉山亮太を中島裕翔が演じた。また、ウェブコミック配信サイトなどを通じて糸谷良子によるコミカライズ版も出版されている。

僕らのごはんは明日で待ってるのレビュー・評価・感想

僕らのごはんは明日で待ってる
9

たそがれ続けていた高校生が恋で成長する物語

この映画は、中島裕翔と新木優子が演じている恋愛ストーリーです。主人公は高校3年生の葉山亮太ですが、彼は兄を病気で亡くしてから、たそがれ続けています。体育祭で開催されるクラス対抗リレーの米俵ジャンプのパートナーとして上村小春が彼を指名します。小春はリレーに優勝したら亮太に告白することを決意していました。そして、リレーは優勝し亮太に告白しましたが、亮太は戸惑うばかりでした。ある日、小春はインフルエンザにかかり学校を休みます。心配になった亮太は、彼女の家を訪れるのですが、そこで彼は、「好きになるのが怖いんだ」と打ち明けます。もともと、大学に進学するつもりがなかった亮太ですが、小春と話すことで小春と同じ大学へ行きたいと語ります。その後、二人は大学に合格しますがお互い別々の大学。それは、小春が入学したのが女子短期大学だったからです。ある日、亮太と小春はケンタッキーフライドチキンに行きますが、小春は元気がもらえると言う理由でカーネルサンダースの人形と握手をします。亮太は、ポジティブな小春が泣いているところを見たことがありません。そんな時に、「私が泣いてる時は相当弱ってる時だから助けに来てね」と語ります。3年の月日が経ち、小春は保育士となります。その後、ファミリーレストランにて小春は亮太に別れを告げられます。わけを聞いてもちゃんとした答えは返ってきません。亮太は、大学の後輩の鈴原えみりと付き合うことになるのですが、亮太は心のどこかで小春のことを忘れられずにいます。そのため、亮太は彼女に別れを告げます。しばらくすると、小春が子宮筋腫で入院したことを知ります。デパートの屋上の双眼鏡で、小春が病院の屋上で泣いているのを目撃します。亮太は、かつて彼女が言っていた「助けに来てね」と言っていた言葉を思い出し、病院へと向かうのです。その途中で、カーネル・サンダースを持ちだし、病院へ持ち込みます。病院で小春はカーネルサンダースと握手をしてニコリと笑います。そんな彼女に、亮太は「上村じゃないとだめなんだ」と語ります。手術は無事成功し、かつて交際を認めなかった小春の祖母は亮太に対して、深々と頭を下げ、「小春をよろしくお願いします」と言います。退院した小春を亮太は、食堂に連れていき二人で食事をしながら、お互いの愛を誓い合います。