たそがれ続けていた高校生が恋で成長する物語
この映画は、中島裕翔と新木優子が演じている恋愛ストーリーです。主人公は高校3年生の葉山亮太ですが、彼は兄を病気で亡くしてから、たそがれ続けています。体育祭で開催されるクラス対抗リレーの米俵ジャンプのパートナーとして上村小春が彼を指名します。小春はリレーに優勝したら亮太に告白することを決意していました。そして、リレーは優勝し亮太に告白しましたが、亮太は戸惑うばかりでした。ある日、小春はインフルエンザにかかり学校を休みます。心配になった亮太は、彼女の家を訪れるのですが、そこで彼は、「好きになるのが怖いんだ」と打ち明けます。もともと、大学に進学するつもりがなかった亮太ですが、小春と話すことで小春と同じ大学へ行きたいと語ります。その後、二人は大学に合格しますがお互い別々の大学。それは、小春が入学したのが女子短期大学だったからです。ある日、亮太と小春はケンタッキーフライドチキンに行きますが、小春は元気がもらえると言う理由でカーネルサンダースの人形と握手をします。亮太は、ポジティブな小春が泣いているところを見たことがありません。そんな時に、「私が泣いてる時は相当弱ってる時だから助けに来てね」と語ります。3年の月日が経ち、小春は保育士となります。その後、ファミリーレストランにて小春は亮太に別れを告げられます。わけを聞いてもちゃんとした答えは返ってきません。亮太は、大学の後輩の鈴原えみりと付き合うことになるのですが、亮太は心のどこかで小春のことを忘れられずにいます。そのため、亮太は彼女に別れを告げます。しばらくすると、小春が子宮筋腫で入院したことを知ります。デパートの屋上の双眼鏡で、小春が病院の屋上で泣いているのを目撃します。亮太は、かつて彼女が言っていた「助けに来てね」と言っていた言葉を思い出し、病院へと向かうのです。その途中で、カーネル・サンダースを持ちだし、病院へ持ち込みます。病院で小春はカーネルサンダースと握手をしてニコリと笑います。そんな彼女に、亮太は「上村じゃないとだめなんだ」と語ります。手術は無事成功し、かつて交際を認めなかった小春の祖母は亮太に対して、深々と頭を下げ、「小春をよろしくお願いします」と言います。退院した小春を亮太は、食堂に連れていき二人で食事をしながら、お互いの愛を誓い合います。