ムーヴ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です

ムーヴ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士ですのレビュー・評価・感想

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ムーヴ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です
9

大好きなドラマになりました。

亡くなった方の遺品を整理する遺品整理士を仕事とする青年ハン・グルが主人公のお話です。
グルは人の気持ちを理解しづらく、少しの変化でパニックを起こしてしまうアスペルガー症候群の20歳です。父ジョンウと一緒に遺品整理会社ムーヴ・トゥ・ヘブンのスタッフとし働いていましたが、父を病気で亡くしてしまいます。頼るべき存在を喪い、途方に暮れる彼のもとに後見人としてやってきたのは、ジョンウの弟でグルの叔父にあたるサングでした。正式な後見人ではないため、3ヶ月間遺品整理の仕事をして後見人に認められるよう努める必要がありました。乱暴者のサングはアスペルガー症候群のグルとも、遺品整理士の仕事ともはじめは上手くいきませんでしたが、ただ遺品を整理するだけではないムーヴ・トゥ・ヘブンのやり方とグルの純粋さに感化され、グルやグルの幼馴染のナムとの絆を深めていきます。
1話完結型で1話60分弱、全10話と韓国ドラマの中でも比較的ボリュームが抑えられているため、空き時間や移動時間に見やすいと思います。感動シーンや少し暴力的なシーンもありますが、全体的にはのんびりとした雰囲気なので衝撃的な展開が苦手な人も楽しく見ることができるのではないかと思います。1話ごとに異なる事情を抱えた故人の想いをグルが読み解き、生きている人々の心を癒す様子に毎回感動しました。