誰かこの状況を説明してください!〜契約から始まるウェディング〜

誰かこの状況を説明してください!〜契約から始まるウェディング〜

『誰かこの状況を説明してください!』とは、徒然花による日本のライトノベル作品である。イラストは萩原凛が担当している。2013年1月より小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載が開始され、同年9月よりフロンティアワークスのアリアンローズから書籍版が刊行されている。第7巻からは『誰かこの状況を説明してください! 〜契約から始まったふたりのその後〜』に改題されている。また、木野咲カズラによるコミカライズ版が「Renta!」にて連載されているほか、2016年7月には舞台化も行われた。
多額の借金を抱える伯爵家令嬢のヴィオラ・マンジェリカ・ユーフォルビアが、名門公爵家当主であるエリートのサーシス・ティネンシス・フィサリスから、借金の肩代わりと引き換えに「飾りの妻」としての求婚を受け、互いに利害が一致した契約結婚から始まる二人の関係を描いた西洋風ファンタジーの恋愛小説である。

誰かこの状況を説明してください!〜契約から始まるウェディング〜のレビュー・評価・感想

誰かこの状況を説明してください!〜契約から始まるウェディング〜
8

主人公のキャラを見習いたい!

麗しいエリート公爵と結婚することになった貧乏貴族の地味娘のストーリー。愛人に首ったけの公爵様の体面上のお飾りの妻として、贅沢な生活を保証され、社交もしなくても良いし、子作りもしなくても良いという、シンデレラストーリーのように見えて、憧れていいのかよく分からない異色の宮廷モノです。

しかし、やはりリッチな男性と結婚して、生活を保証されている上に自由にしていていいというのは、羨ましい限り。恋愛結婚ではないのだから、旦那様が愛人と別棟に籠りきりで、自分のところに全く帰ってこないとしても、むしろ好都合というもの。主人公のヴィオラも使用人達と楽しくやりながら、自分らしくのびのびと生活しています。ヴィオラの凄いところは全然嫉妬をしないところで、素直に全てを受け入れつつ、自分の信念は通していきます。それを見ていると、こんな結婚生活もありだな、なんて思ってしまいます。しかし、それができるのは人徳があり、どうでもいいことはサラッと流せる、賢い主人公だからであり、地味に見せて、なかなかレベルの高いキャラクターであることから、学べることが多い漫画です。

そんなヴィオラのマイペースさが魅力のひとつですが、お飾りの妻として、旦那様から放置される生活から、少しずつ変化していくところも興味深いです。資産家でエリートなイケメン公爵ですが、自分本位で人としてはどうなの?という人格の旦那様の心が成長していく展開を見せていくのです。