三者三葉

三者三葉のレビュー・評価・感想

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三者三葉
7

パンの耳ですわ

「毎日貧乏パンの耳」
そんな言葉とは無縁の生活をこれまでしてきた元お嬢様の西川葉子。
「胃袋ブラックホール」
その異名に恥じぬ食べっぷりの元気爆発大食い娘の小田切双葉。
「腹黒委員長」
一見ただの三つ編み眼鏡の優等生委員長だが本当は真っ黒すぎる葉山照。
この三人を軸に物語は始まっていくのだが、その後も出てくるキャラがみんな濃い。そんな濃いキャラ達が織りなすドタバタ日常コメディー。
なんといっても一人ひとりの個性が良く出ている。が、「胃袋ブラックホール」こと小田切双葉のインパクトが強すぎて他の二人の印象が薄くなっている。対抗できるのなんて後に出てくるロリババアこと薗部篠くらいなものだ。
原作が四コマ漫画ということもあり、何も考えずに楽な気持ちで視聴できるのが魅力。緩い日常物が好きなら見ておいて損はないだろう。いや。見ておくべきだろう。
キャラも可愛く、作画も安定していてとてもよかった。あとOP、EDがかなり印象的。作品の内容、雰囲気にマッチしていて見ている人を楽しくさせる。元気になれる。
この作品自体は割とありきたりなよくある日常物になっている。が、キャラの可愛さ、キャラの個性、歌などで他の日常物とはまた違った良さがあると思う。
見ることをお勧めしたくなるようなアニメであった。