藤村俊二

藤村俊二

藤村俊二(ふじむら しゅんじ)とは、神奈川県鎌倉市出身の俳優、声優、タレント、振付師、実業家。飄々とした独特の佇まいと、とぼけた味わいのあるキャラクターから「おヒョイさん」の愛称で親しまれた。もともとは舞踊家を志しており、1960年に日劇ダンシングチームの一員として渡欧した後、振付師へ転身。『8時だョ!全員集合』やレナウン「イエイエ」のCMなどの振付を手掛け、芸能界で活動の基盤を築く。その後は俳優としても活躍し、『西遊記II』や『鬼平犯科帳』といったテレビドラマから、『王様のレストラン』、『古畑任三郎』などの話題作まで幅広く出演。バラエティ番組ではシュールな冗談を交えた飄々としたキャラクターで人気を集める一方、本人は「タレント」ではなく「アクター(俳優)」を自任していた。1990年代以降は白髪と白い口ひげをトレードマークに、知的な老紳士や好々爺といった役柄でも存在感を発揮した。
映画では『ラヂオの時間』『DEATH NOTE』シリーズなどに出演し、声優としても『黒執事』シリーズのタナカ役、『DEATH NOTE』のワタリ役などで幅広い世代に愛される。特に『黒執事』のタナカは藤村をモデルとして作られたキャラクターで、アニメ版では藤村本人が声を担当。同シリーズに出演を続け、2017年公開の『劇場版 黒執事 Book of the Atlantic』が遺作となった。このほか『ぶらり途中下車の旅』では2代目ナレーターを務めるなど、俳優業にとどまらず、独特の声と存在感を生かして幅広い分野で活躍した人物である。
2017年1月25日午後8時45分頃、心不全のため静岡県御殿場市内の病院で死去。82歳だった。死去に際し、藤村の長男である亜実が記者会見を開き、「その瞬間を大事に生きていた人」と、父を偲ぶコメントを残している。

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