サイボーグ009VSデビルマン

サイボーグ009VSデビルマン

『サイボーグ009VSデビルマン』(サイボーグゼロゼロナイン バーサス デビルマン)とは、2015年10月17日よりイベント上映という形式で2週間限定公開された全3話のアニメ作品である。石ノ森章太郎の『サイボーグ009』と、その作画アシスタント経験を持つ永井豪の『デビルマン』によるクロスオーバー作品。アニメーション制作はビーメディアおよびアクタスが担当し、監督は川越淳が務めた。原作は石ノ森章太郎と永井豪、脚本・シリーズ構成は早川正が手がけ、2015年11月から2016年1月にかけて各巻がリリースされたほか、劇場先行販売版のBlu-rayなども展開された。また、メディアミックスとして、吉富昭仁によるオリジナルストーリーの漫画版『サイボーグ009VSデビルマン BREAKDOWN』が『水曜日のシリウス』にて連載され講談社より単行本が発売されたほか、早川正によるOVAの前日譚を描いた小説版『サイボーグ009VSデビルマン トゥレチェリイズ〜裏切り者たち〜』が角川文庫より刊行されている。

サイボーグ009VSデビルマンのレビュー・評価・感想

サイボーグ009VSデビルマン
5

ヒーロー ダークヒーローアニメ感想

2015年にイベント上映という形で製作された石ノ森章太郎原作の「サイボーグ009」と永井豪の代表作というべき「デビルマン」のクロスオーバーを描いた全3話からなるアニメ作品です。
それぞれの原作の中のエピソードから自然に入れるエピソードを選び(そのくだりが第1話冒頭で描かれます)、時系列的にその間に起こったエピソードとして描かれているのが特徴で、デビルマン原作の結末を考えると若干矛盾を感じさせますが、その辺りは目を瞑ったほうがよさそうです(笑)。
予告やタイトルにVSと付けられているように009とデビルマンの全面対決が中心になりそうな印象になっていますが、実際両者が戦うのは1話のみで、本作オリジナルのブラックゴーストサイボーグやデーモン一族も多数登場し、更に両者の力を融合させたサイバネティックデーモンというラスボスが登場して最終的に両者が共闘する流れになるので、東映のお約束的な戦隊のVSシリーズに近い流れと言えます(とはいえデビルマンのクロスオーバー的には更に元祖にあたるマジンガーZ対〜まで遡るかもしれません)。
全3話という短期決戦の為、若干詰め込みすぎな印象もあったり、原作を熟知していないと多少わかりにくいネタも存在しますが、どちらかと言えば原作者が異なるため共演はありえなさそうに思えた2大キャラクターのクロスオーバーを純粋に楽しむ作品と言えます。