おしえて!ドクター・ルース

おしえて!ドクター・ルース

『おしえて!ドクター・ルース』(原題:Ask Dr. Ruth)とは、ライアン・ホワイト監督による2019年のアメリカ合衆国のドキュメンタリー映画である。ドイツ系アメリカ人の著名なセックス・セラピストであり、ホロコーストの生存者でもあるルース・ウェストハイマーの波乱に満ちた人生とキャリアに焦点を当てた作品であり、タイトルは1987年に放送された彼女の深夜番組に由来している。
物語は、90歳の誕生日を迎えたルースが自身の過去や仕事について語る姿を中心に描かれる。彼女はマスターベーションや同性愛、陰核刺激の重要性といった先進的なテーマについてメディアを通じて積極的に議論し、ベストセラーとなった『Sex for Dummies』をはじめとする46冊もの著作を執筆するなど、社会に大きな影響を与えてきた人物として紹介されている。
2019年1月のサンダンス映画祭でプレミア上映されたほか、カルガリー・アンダーグラウンド映画祭でドキュメンタリー映画賞を受賞するなど各国の映画祭で高く評価された。批評面でもRotten Tomatoesで94%の支持率を獲得するなど好評を博し、北米をはじめとする各地の劇場で公開された。

おしえて!ドクター・ルースのレビュー・評価・感想

おしえて!ドクター・ルース
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知っていますか? 91歳の現役セックス・セラピスト

下品な下ネタ満載の映画ではありません。91歳とはいえ、カメラマンがついていくのもやっとなほどのしっかりした早い足取りの元気いっぱいなおばあちゃんを、2年間追いかけたドキュメンタリー映画です。ドイツ系ユダヤ人でホロコーストの孤児です。17歳で天涯孤独。本当の苦労人です。しかししかし、いつでも笑顔なんです。辛いことは笑い飛ばしてしまうんです。そうすると自然と周りには味方が増え、運もついてきます。努力も怠りません。セックスを学問としてしっかりと学び、アドバイスしています。悩みは人それぞれで、大なり小なり。どんな相談も真面目に聞きます。そしてスカッと気持ちよく率直にモノ言います。彼女の特別なところは、公平で公正なところ。弱きものの味方であると同時に、どんな人も正しく公平に扱われるべきだと思っています。この映画で描かれたのはエイズの患者と同性愛者のために意見するところです。印象に残っている言葉は「特定のグループを攻撃することは簡単で意味がない。それよりも正しい知識を与えることと治療法の確立に努めること」。エイズという未知の病気を恐れ非難するのではなく、若者たちを導くことを説きました。同性愛者は犯罪者だと思われたような時代に、女性が声をあげました。セックス・セラピストとは奥が深い。元気をもらえるお勧めの映画です。