Meshuggah / メシュガー

Meshuggah / メシュガー

メシュガー(Meshuggah)とは、スウェーデン出身のエクストリーム・メタルバンドである。1980年代から30年以上にわたり活動を続けている。デス・メタルやスラッシュメタルをルーツに持ちながらも、プログレッシブ・メタルやポスト・スラッシュといった様々な音楽性を内包しており、その革新的なスタイルは後のメタルコアやジェントシーンに多大な影響を与えた。
音楽的な最大の特徴は、多弦ギター(7弦および世界に先駆けて導入した8弦ギター)による圧倒的な重低音リフや、アラン・ホールズワースの影響を感じさせる浮遊感のあるギターソロ、ポリリズムやシンコペーションを多用した極めて複雑なリズム構造にある。また、全編47分の1曲で構成されたアルバムの発表や、DTM用ドラム音源『Drumkit From Hell』の制作に関わった上で自身のアルバム『Catch 33』の全編を打ち込みで制作するなど、実験的な作風でも知られている。ライブにおいては、アンプのキャビネットを使用せず、Fractal Audio Systemsのマルチプロセッサーとワイヤレスシステムを通した音をPAに直接送り、空間性を重視した独自のステージングを行っている。日本国内では『Loud Park 08』で初来日を果たし、大阪での単独公演も行われた。
メンバーは、専任ボーカルのイェンス・キッドマン、リードギターのフレドリック・トーデンダル、リズムギターのマルテン・ハグストローム、ベースのディック・ロウグレン、ドラムスのトーマス・ハーケの5人。バンドの中心人物であるフレドリックはゲーム『ウルフェンシュタイン: ザ ニュー オーダー』へ楽曲を提供するなどソロでも活動しており、メンバーそれぞれの卓越した演奏技術と実験精神によって、エクストリーム・メタル界の最前線に君臨し続けている。

Meshuggah / メシュガーのレビュー・評価・感想

Meshuggah / メシュガー
10

"Djent"の始祖

PeripheryのギタリストMisha Mansoorが名付け親となったメタルのサブジャンル"Djent"(「ジェント」と発音)。7弦、8弦ギターから放たれる低音、テクニカルなギターソロ、特徴的なグルーヴ感でメタルファンを魅了している。このジャンルがメタル全体に与えた影響は計り知れず、様々なジャンルでこれらの特徴が取り入れられてきた。同系統のバンドであるBorn Of Osiris、Veil Of Maya、After The Burialはその地位を確固たるものとしている。このようにメタルの潮流に大きな影響を与えた"Djent"、その始祖こそがMeshuggahである。
Meshuggahが放つ独特な変拍子の中に響く激しいグルーヴ、ギターソロは唯一無二の存在である。30年以上に渡る活動の中で安定して発表される音源は各メディアで高評価を得続けている。ライブパフォーマンスでは、音源で見せる超絶技巧を精密機械のような正確さで完璧に再現する。更にライブの演出、特にライティングにはこだわりを見せており、常にライティング専門のスタッフをツアーに帯同させている。そのスタッフは「6人目のメンバー」と言われるほど重要な存在となっている。ライブの模様はライブDVD「Alive」で確認することができる。