桜姫華伝

桜姫華伝

『桜姫華伝』(さくらひめかでん)とは、集英社の漫画雑誌『りぼん』にて2009年1月号から2013年1月号まで連載された、種村有菜による日本の少女漫画作品である。単行本はりぼんマスコットコミックスより全12巻が刊行され、本編は全50話で完結している。連載時には読者参加型のサポーター募集が行われたほか、単行本の刊行に合わせて作者のデビュー15周年記念フェアなども実施された。また、2009年4月にはS-ラジのVOMICにてラジオドラマ化も行われている。
ストーリーは平安時代の和泉の国を舞台にしたファンタジー作品となっている。両親と兄を亡くした少女・桜(さくら)は、生まれながらの許婚である王良親王(おうらしんのう)の援助を受け、女房の淡海(おうみ)や友人たちと人里離れた山荘で暮らしていた。14歳を迎えても自分で好きな人を決めたいとして王良親王からの求婚を拒み続けていた桜は、結婚を嫌がって家出を決行する。その山中で道に迷った桜は、巫女の白夜(びゃくや)と交わした「満月を決して見ない」という約束を破ってしまい、人を喰らう不老不死の妖怪・妖古(ようこ)に襲われることとなる。その襲撃をきっかけに、桜が月の国の秘剣・血桜を手に妖古を退治したかぐや姫の血を引く月の姫であるという自身の生い立ちを知り、過数な運命の戦いに巻き込まれていく姿が描かれる。

桜姫華伝のレビュー・評価・感想

桜姫華伝
10

種村有菜先生の美麗な絵で読む平安ファンタジー

2009年から2013年までりぼんで掲載されていた。全十二巻、50話。月のかぐや姫の孫である桜姫は婚約者の強引さを嫌って家出をします。桜姫は森で絶対見てはいけないと言われた月を見てしまうところから物語が始まります。主人公の桜姫、小さな桜姫の親友朝霧、忍者の琥珀、桜姫に似せてつくられた瑠璃条など自分の揺るぎない信念を突き通そうとする美しい女の子のキャラクターがたくさんいます。男性キャラクターも女性キャラほどではありませんがかっこよく、女性全般におススメです。桜姫とその兄である槐の確執で物語は盛り上がります。桜姫の周りの人達の過去も物語が進むにつれて明かされていき息つく間もなく物語が進みます。登場人物一人一人に命字(みことじ)が与えられており、命字は生まれた時に決められるその人の運命を一文字で表した文字です。その文字から主人公たちがどのような人生を歩んでいくか予想するのも楽しいです。命とはなにか生まれてきた意味とは何か自分は他の人の為になにができるか考えさせられる作品です。強く美しく戦う女性とそれを支えるイケメン勢の活躍を是非読んで欲しいですし、好きなキャラクターを見つけて応援しながら読むことも楽しいと思います。全ての年代の女性に読んで欲しい作品です。