笑とおにいちゃんのなりゆきごはん

笑とおにいちゃんのなりゆきごはん

『笑とお兄ちゃんのなりゆきごはん』とは、池田さとみによる日本の漫画作品である。ぶんか社コミックスより刊行され、全4巻(全48話)で完結している。グルメや料理をテーマにしたファミリードラマ作品である。
物語は、母親を亡くした小学生の妹・笑(えみ)と中学生の兄を中心に展開される。母親が残したレシピ帳を参考にしながら、冷蔵庫にあるありあわせの食材を工夫して、兄妹が協力して美味しいご飯を作る姿が描かれる。作中では「おたすけ玉」や「やっつけシューマイ」といった独自の工夫やアイデア料理が登場し、いつも食べるだけの父親も加えた温かい家族の日常がコミカルかつ心温まるタッチで綴られている。

笑とおにいちゃんのなりゆきごはんのレビュー・評価・感想

笑とおにいちゃんのなりゆきごはん
8

なりゆきでつくる家庭ごはん

母を亡くしてしまった兄妹がつくる、残り物やいただきものでつくる料理の話。出てくるのはぬか漬けとか油揚げを混ぜたおにぎりとか、油揚げの鍋とか、すごく庶民的でおいしそうです。それに、食材は普通のものだし、冷蔵庫に余っているようなものだから、すぐにつくることができます。それに作りかたも結構詳しく書いていて、レシピを知ることができます。春雨サラダの作り方とか初めて知りました。この漫画を読むと、サンドウィッチ作りたいなとか、おにぎり握ろうかなとか、家庭料理作成欲が湧いてきます。主人公の笑ちゃん、お兄ちゃんは、どちらもとてもいい子です。お兄ちゃんは、受験生とは思えないほど落ち着いているし、笑ちゃんは明るくて素敵です。料理以外の話も、家族みんなが風邪をひいて…とか、お父さんの勝負飯とか、家族がよく体験しそうな日常話で、こういうことあるよねと思えるし、気負わずにゆったりと読めます。出てくる人物も、いい人で、そんなご近所さんたちに囲まれてすごしている主人公たちが羨ましいです。私も、ご近所さんたちとおすそ分けとかしたいなと思いました。まだ、コミックスは1巻しか出てませんが、他の料理の話も読みたいなと思わせてくれる作品です。