ヨコハマ買い出し紀行

ヨコハマ買い出し紀行のレビュー・評価・感想

ヨコハマ買い出し紀行
10

癒しマンガならコレ

全14巻。1巻あたりのページ数は130~170前後と少なめで、続きものですが、だいたい1話がそれで完結しているのでサクッと読めます。
舞台はどこか未来の地球。案外近未来かもしれません。
温暖化のせいか海水面が上昇し、行けるところが少なくなってきています。
そんな中、アンドロイド(!)のアルファさんは主人の帰りを待ちながら、小さなカフェを任されて経営しています。
といっても彼女たった1人の喫茶店。
やってくるお客も少ないけれど、切羽詰まった雰囲気も悲壮感もなく、のんびりまったり、のびのびと仕事していくさまを、そっと見守るように、眺めるように読んでいくのがなんともいえず癒されます。
起きる出来事もほとんどが身の回りの些細なことです。一部、不思議なところもありますが、世界観にマッチしていてほとんんど違和感ないです。
ジャンルとしてはSFなのかもしれませんが、ビシバシそういうガジェットが出てきたり、専門用語があるわけでもないので、妙に構えることなく、こういうまったり系が嫌いでなければどなたにでもオススメできるマンガといえます。
絵柄もちょっとクセはありますが、上手く、これまた良い世界観をつくり出すのに一翼を担っています。
癒されたいならコレ!なマンガです。