ヨコハマ買い出し紀行

ヨコハマ買い出し紀行

『ヨコハマ買い出し紀行』(ヨコハマかいだしきこう)とは、『月刊アフタヌーン』(講談社)にて1994年から2006年まで連載された、芦奈野ひとしによる漫画作品である。作者のデビュー作である本作は、1994年春のアフタヌーン四季賞を受賞した読み切りを経て連載化され、単行本は全14巻(新装版全10巻)が刊行された。2007年には第38回星雲賞コミック部門を受賞しているほか、ラジオドラマや二度のOVA化などのメディアミックスも行われた。
物語の舞台は、かつての繁栄が落ち着き「夕凪の時代」と呼ばれるようになった、近未来の日本の一角である三浦半島を中心とした地域である。地球温暖化による海面上昇や人口の激減により、人類の文明社会が緩やかに衰退へ向かっている世界が描かれている。しかし作中に悲壮感はなく、ロボットの少女である主人公の初瀬野アルファ(はつせの アルファ)と、周囲の人々が織りなす穏やかで満ち足りた日常が「てろてろ」とした空気感の中で綴られていく。作中に登場する不思議な存在や社会背景の真相はあえて多くが語られず、解釈が読者に委ねられる作風となっている。

ヨコハマ買い出し紀行のレビュー・評価・感想

ヨコハマ買い出し紀行
10

癒しマンガならコレ

全14巻。1巻あたりのページ数は130~170前後と少なめで、続きものですが、だいたい1話がそれで完結しているのでサクッと読めます。
舞台はどこか未来の地球。案外近未来かもしれません。
温暖化のせいか海水面が上昇し、行けるところが少なくなってきています。
そんな中、アンドロイド(!)のアルファさんは主人の帰りを待ちながら、小さなカフェを任されて経営しています。
といっても彼女たった1人の喫茶店。
やってくるお客も少ないけれど、切羽詰まった雰囲気も悲壮感もなく、のんびりまったり、のびのびと仕事していくさまを、そっと見守るように、眺めるように読んでいくのがなんともいえず癒されます。
起きる出来事もほとんどが身の回りの些細なことです。一部、不思議なところもありますが、世界観にマッチしていてほとんんど違和感ないです。
ジャンルとしてはSFなのかもしれませんが、ビシバシそういうガジェットが出てきたり、専門用語があるわけでもないので、妙に構えることなく、こういうまったり系が嫌いでなければどなたにでもオススメできるマンガといえます。
絵柄もちょっとクセはありますが、上手く、これまた良い世界観をつくり出すのに一翼を担っています。
癒されたいならコレ!なマンガです。