イン・ザ・ハイツ

イン・ザ・ハイツ

『イン・ザ・ハイツ』(In the Heights)とは、リン=マニュエル・ミランダ原作による同名のブロードウェイ・ミュージカルを基に、ジョン・M・チュウが監督を務めて2021年に製作されたアメリカ合衆国のミュージカル映画である。出演にはアンソニー・ラモス、メリッサ・バレラ、レスリー・グレイスらが名を連ねている。
物語は、移民が多く暮らすニューヨークのマンハッタン北部、ワシントンハイツ地区を舞台に、自分の食料品店を切り盛りしながら大いなる夢を抱く青年ウスナビや、複雑な悩みを抱えながら故郷に戻ってきた名門大学生のニーナといった若者たちの苦悩、恋愛、そしてコミュニティの絆と成長を描いている。製作の経緯においては、ユニバーサル・ピクチャーズやワインスタイン・カンパニーなどを経てワーナー・ブラザース映画が権利を獲得し、2019年よりニューヨークで主要撮影が行われた。
当初は2020年夏の公開が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2021年6月に全米での劇場公開と動画配信サービスHBO Maxでの同時公開が実施され、日本では同年7月に劇場公開された。公開後は眩い演出や楽曲、コミュニティの讃え方などが高く評価され、映画批評集積サイトなどでも賞賛を集めた。

イン・ザ・ハイツのレビュー・評価・感想

イン・ザ・ハイツ
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イン・ザ・ハイツ

2021年に劇場公開された映画「イン・ザ・ハイツ」は現在のニューヨークのワシントン・ハイツという実在している場所を舞台にした作品で、夢を追う主人公・ウスナビや彼を取り巻くニューヨークの住人たちの物語です。
ミュージカル映画なので時々歌を歌うシーンが入るのかなと思いきや、想像していたよりも歌っているシーンが長く、シリアスなシーンや重要なシーンを除くと、様々な登場人物がほとんど長時間歌っていて驚きました。今回、この作品で特に魅力的なキャラクターは皆の母親的存在をつとめた「アブエラ」です。彼女は「忍耐と信仰」という口癖を多用し、ウスナビが働くコンビニにやって来てよく宝くじを購入していました。そんなアブエラは、若い時に憧れていたアメリカに移住し、メイドとして長い間勤め先の床を磨く仕事を続けてきました。「しかし、気が付いたらこんな年齢。これから先どうしよう?」とアブエラが歌唱するシーンがあるのですが、アブエラの歌声が美しくとても素敵なんです。その描写の直後、アブエラは夏で暑い中停電した部屋で発作を起こして命を落としてしまいます。皆が悲しみ、主人公のウスナビも、しばらくアブエラの死に向き合えずにいます。ウスナビは夢を叶えるために今いるワシントン・ハイツを去り、故郷のドミニカに戻ることを決意しますが自分の勤めているコンビニに海の絵を描いて貰ったことで「俺の居場所はここだ」と気付き、ウスナビはワシントン・ハイツに残ることにします。そして、「亡くなったアブエラはいつも皆の心にいる」と言いウスナビはワシントン・ハイツでコンビニの仕事を続け皆と一緒に生きることを選んでハッピーエンドになりました。
作品を見た人を元気づける素晴らしい映画だと思います。唯一の欠点は、吹替字幕のセンスが微妙で、私は好きではありませんでした。