月のお気に召すまま

月のお気に召すままのレビュー・評価・感想

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月のお気に召すまま
10

キュンと笑いのオンパレード

女子高生・亀井歩(あゆむ)には滝島月(るな)という後輩がいます。月は頭よし、顔よし、運動神経よしの三拍子揃ったパーフェクト後輩です。そんな月は、歩のことが中学生のころから気になっています。表情にでていたり、行動に表れていたりするのにそのことに全く気付かない歩。それどころか他の女子にモテまくっている月に対抗意識を燃やしています。「先輩だから」月に負けられない、「先輩だから」月を守らなきゃと正義感が強くちょっとポンコツな歩。そんな歩を転がせているようで逆に転がされている月。月もただのパーフェクトな後輩ではなく純情で意地悪で歩の言動に振り回されて愛嬌あるキャラクター。また新たなライバル(?)が出てきますが、どちらが味方?こちらも…味方!?おそらく全員味方(笑)の安心ラブコメディ。二人の周りにも魅力的なお友達や先輩がたくさん出てきて二人の仲をかき回したり強く結び付けたりします。
後半、歩が自分の気持ちの変化に気づいてだんだんと女の子の表情に。そのことに月も気づくけど、そんなことはないと過去の失敗から少し奥手になっていてこじれ具合からも目が離せません!ただの恋愛だけでなく、笑える要素もたっぷりで、また一話完結型だから読みやすいです。全8巻。完結しています。

月のお気に召すまま
8

絵も可愛いしキャラクターもそれぞれ面白くて魅力的です。

主人公の女の子はポンコツな所が可愛らしく嫌味がなくて応援したくなるキャラクターです。
その主人公のことが大好きで同じ高校にきた年下の男の子(イケメンでとってもモテる)との恋愛のお話なのですが、主人公の女の子がポンコツすぎてなかなか恋愛に発展しません。でも男の子の普段はクールで主人公の女の子をいじめてしまうのに実は大好きで何とか振り向かせようとする姿にキュンとすること間違いありません。男の子の意地悪してしまう姿と一途なところのギャップが少女漫画好きにはたまりません。コメディーチックなところもあるので笑えるところもあり飽きません。基本的に周りのキャラクターもいい人なので、すごく意地悪な人がでてきて引っ搔き回すといった展開はなく安心して心穏やかに読めるマンガです。
お互いが想い合っているのになかなか通じ合わない二人のやり取りにキュンとしたり切なくなったりヤキモキしたり…早く思いが通じ合ってほしいけど、この好きが通じ合わない期間が一番楽しいところだからまだまだ二人のやりとりをずっと見ていたいと思わせてくれる物語です。一度読んでもまた繰り返し読んでしまう、内容はわかってるはずなのに読むたびにキュンキュンするマンガなのでお薦めです!