1000円ヒーロー

1000円ヒーロー

『1000円ヒーロー』とは、漫画アプリ「マンガワン」および「裏サンデー」にて2017年8月11日から2020年10月まで連載された、焼き芋ハンサム斉藤によるヒーローアクション漫画である。第6回マンガワン連載投稿トーナメントの優勝作品。かつては新都社でも連載されていた。単行本は全13巻。
妹のほのかと暮らすごく普通の高校2年生・日朝千(ひあさ せん)は、実は現在存在するヒーローの中で最強である「レート1000」のヒーローである。テンポの良いギャグなどコメディ色が強い一方で、個性豊かなヒーローや一般人、怪人らが自らの正義や存在意義を問う人間ドラマが描かれており、家族の絆や優しさと強さの間での葛藤といったシリアスなテーマも織り交ぜた王道ヒーローアクションである。

1000円ヒーローのレビュー・評価・感想

1000円ヒーロー
8

最強なのに戦えない主人公

この作品は「お金」をモチーフにしたヒーロー漫画で作者は"焼き芋ハンサム齋藤"さんです。

この世界のヒーローは「現金」を消費することで変身し、戦うパワーを得ることができレートによってその強さと消費する金額が上がる、というものです。例えばレート1のヒーローであれば1秒1円消費することができ、熊を単独制圧できるほどの戦闘力を誇ります。
世間一般ではレート100が最強とされていますが主人公の"日朝千"(ひあさ せん:以後、千)はそのレートは1000、すなわち右に並ぶものがいない最強のヒーローです!しかしレートが1000ということは1秒1000円、1万円札を消費しても10秒しか変身できません。さらに追い打ちをかけるように千はとてつもなく貧乏で四六時中アルバイトや内職に明け暮れています。なので普段は100円で0.1秒で攻撃を繰り出すことで瞬時に敵を倒し、できる限り消費金額を節約するようにしています。
なので"最強の力"を持っていながら貧乏という現状が彼の足を引っ張り、長時間"戦えない"という主人公最強系のストーリーとしては珍しい設定となっており、そこから生じるコミカルな葛藤や人間的成長がこの作品の面白みの1つです。

アニメ化などはされていませんが隠れた名作と言える作品の1つです。