あの夏のルカ

あの夏のルカ

『あの夏のルカ』とは、2021年に公開されたピクサー・アニメーション・スタジオ製作の3Dアニメーション映画で、少年たちのひと夏の冒険を描いたファンタジー・アドベンチャーである。シー・モンスターの正体を隠して人間の世界に飛び込んだ少年ルカと親友アルベルトは、自由を手に入れるため人間の町のトライアスロンレースで優勝して賞金を獲得しようと奮闘する。色彩鮮やかでノスタルジックなイタリアの港町を舞台に、友情と好奇心の間に揺れ動く子ども達の心の変化が見どころ。

あの夏のルカのレビュー・評価・感想

あの夏のルカ
4

よくあるストーリーで先が見えてしまう

ディズニー、ピクサーのファンタジー映画なので、キャラクターはとても可愛いし、背景もイタリアの陽気さや明るい色使いの美しい風景などは言うまでもなく映画を楽しいものにしてくれていました。
ストーリーは半魚人(人魚とは違う)と人間との友情物語。「リトルマーメイド」アリエルみたいに人間界に興味と憧れをもって人間になってからドタバタ、びっくり生活を送る中で嫌な奴らの嫌がらせに負けない頑張る女子とその頑張る女子とタッグを組む半魚人の男の子2人が試練を乗り越えていくストーリなので、次の展開が予想できてしまう。子供向けのアニメ映画なのでまぁ、それでもOKなんでしょうが、もう少しひねりがあったり、びっくりするような仕掛けがあったりしたほうがもっと見応えがあったのに、そこはちょっと残念。ディズニー映画だけあってファミリーの愛や、結束についてや友情に関して描かれているのは私的には好きでした。ピクサー映画の中でもかなりストーリー的にはシンプルで小さい子供さんとも一緒に見れ家族全員で楽しめます。ただ大人だけが見るにはちょっと物足りなさが出てくるとかなと思います。最後の場面では、近年の差別感のない世界を作ろうと言うメッセージがあるようにも思えました。