夏木マリ

夏木マリ

夏木マリ(なつき マリ)とは、日本の歌手、女優、声優である。1952年5月2日、東京都豊島区に生まれ、埼玉県大宮市で育つ。高校在学中から音楽活動の下地を作り、1971年に中島淳子名義で清純派アイドルとして歌手デビューを果たした。当時はなかなか人気が出ずキャバレーなどを回る日々を送っていたが、1973年に「夏木マリ」へと改名して再デビューした「絹の靴下」が、妖艶な振り付けやフィンガー・アクションを伴って大ヒットを記録した。
歌手活動の一方で、1982年の映画『鬼龍院花子の生涯』でのヌード披露を機に本格的な女優業へと進出する。演劇の世界にも活動の場を広げ、1993年からは自ら企画・演出・出演を手がける舞台表現「印象派」を発表し、国内外で高い評価を獲得した。その後もパフォーマンス集団の立ち上げや国際的なアーティスト活動など、表現者としての新境地を次々と切り開いてきた。私生活では、パーカッショニストの斉藤ノヴと長期にわたる交際を経て、2011年に婚姻届を提出したことを発表している。
映像作品における存在感も圧倒的であり、テレビドラマでは『Gメン'75』や『ひまわり』、『医龍-Team Medical Dragon-』、『カーネーション』など数多くの話題作に出演し、強烈な個性を放つ役柄から円熟味のある演技まで幅広くこなしている。また、スタジオジブリの長編アニメーション『千と千尋の神隠し』における湯婆婆および銭婆の声優を務めたことでも世界的に知られ、声優としての卓越した表現力も高く評価されている。音楽、映画、舞台、アニメと多岐にわたる分野で長年にわたり第一線で活躍を続け、日本のエンターテインメント界において独自の地位を築いている。

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