湾岸ミッドナイト / 湾岸MIDNIGHT

湾岸ミッドナイト / 湾岸MIDNIGHTのレビュー・評価・感想

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湾岸ミッドナイト / 湾岸MIDNIGHT
8

最高速度300kmの世界

首都高を舞台に繰り広げられる最高速バトル、車のチューニングの深さ、伝説の悪魔のZに魅せられた男たちの間で繰り広げられるヒューマンストーリー。私の心を揺さぶる最高速ランナーとチューナーのセリフはたまりません。
主人公アキオは高校浪人3年生。彼はある日、解体屋に積み上げられた旧式のフェアレディℤ(S30)に強烈なインパクトを受けて買い取る。ところがその車はオーナーが変わるたびに事故を起こす危ない車であった。アキオ前のオーナーは同姓同名の若者でその車が事故を起こした時に亡くなっていたのである。
突然、彼の前にその亡くなった若者の友人が現れる。彼こそがアキオの長きにわたるライバルとなる嶋。
彼は黒いポルシェをあやつり、ブラックバード(黒い怪鳥)恐れらている最高速ランナーであった。彼はアキオに「もうその車に乗ってはいけない」と強く警告する。ブラックバードの彼女の兄は亡くなった「アキオ」であり、親友であったのだ。
しかし、その悪魔のZに魅せらたアキオはその警告に従わず、自分が乗るべき運命の車だとして譲らない。そして、数日後に嶋の恐れは的中し、亡くなった彼が事故を起こした同じ首都高の壁に激突し車は大破してしまった。アキオは何とか軽傷で済んだものの不吉な予感は漂い続ける。しかしアキオはその悪魔のZにこだわり続けて、その車と共に再び首都高に現れる。