落葉の大地を走れ

落葉の大地を走れ

『落葉の大地を走れ』とは、RPGツクール2003を用いて制作したNANによるフリーゲーム。前人未到の世界を渡るRPG風探索ゲームとして高い評価を受けている。プレイヤーは高い岩壁と荒海に囲まれた閉ざされた世界に暮らす15歳の少年フォンとなり、偶然手に入れた古い世界地図を頼りに、世界の向こう側を確かめるための旅に出発する。
明確なクリア目標や強制される筋書きが存在しない点が最大の特徴であり、プレイヤーは広い世界で何をするかを完全に自由に選択することができる。仕事を極めることや、世界一周を果たすこと、各地の謎を解き明かすこと、さらには世界の深層に迫ることなど、プレイスタイルはプレイヤーの試行錯誤に委ねられている。エンディング自体はいつでも自宅で迎えることが可能であり、家から一歩出てそのまま戻ることで即座に冒険を終了することもできる。
ゲームシステムにおいても独自の要素が多く盛り込まれている。通常のRPGとは異なり、戦闘でのレベルアップによる成長はわずかであり、生存には食事や装備の準備が極めて重要となる。大きなリュックを背負い、なぜか言葉を話す飼い猫を連れた主人公は、食糧を買い込んでキャンプを張りながら、崖をよじ登り道なき道を進んでいく。また、街の人々に対して6文字の単語を使った質問ができるシステムが備わっており、疑問に思ったことを自ら聞き込みながら世界の綻びや謎を探っていく推理要素も深い味わいを生み出している。
旅の途中では、事情が許せば特定の人物を仲間にすることが可能であり、好感度の概念や宿に泊まると解散して街をうろつく自由な入れ替えシステムが採用されている。推理に自信がなければ特定のキャラクターを連れてノーヒントに挑み、最初から効率よく解釈やヒントが欲しい場合は別の仲間を選ぶといった選択も楽しめる。自らの足で世界を踏破していく独特の世界観と深い謎解き要素が絡み合う、自由度の高い探索ゲームとして親しまれている。

落葉の大地を走れの関連記事