ピーター・ウィアー / Peter Weir
ピーター・ウィアー(Peter Weir)とは、オーストラリア・シドニー出身の映画監督、脚本家である。1944年8月21日生まれ。シドニー大学で法律と人文学を学んだ後に中退し、1960年代半ばからテレビ局に勤務したのち、1960年代後半から映画監督としての活動を開始した。1974年のミステリー映画『ピクニックatハンギング・ロック』がオーストラリア国内で大ヒットを記録したことで国内外から注目を集め、1980年代前半にはメル・ギブソンを主演に迎えた『誓い』や『危険な年』を手がけて国際的な評価を得た。
1985年には『刑事ジョン・ブック 目撃者』でアメリカ進出を果たし、アカデミー監督賞にノミネートされた。その後も、ロビン・ウィリアムズ主演の『いまを生きる』や、ジェラール・ドパルデュー主演の『グリーン・カード』、ジム・キャリーがシリアスな役柄に挑んだ『トゥルーマン・ショー』など、名だたる名作を監督した。起用した俳優たちが従来のイメージを脱却して新たな境地を開く手腕が高く評価され、自身も幾度となくアカデミー賞の候補となった。21世紀に入っても大作映画『マスター・アンド・コマンダー』をヒットさせるなど第一線で活躍を続けたが、2010年の『ウェイバック -脱出6500km-』を最後に映画製作からは離れていた。
長年にわたる映画界への多大な貢献がたたえられ、2022年の第13回ガバナーズ賞においてアカデミー名誉賞が授与された。その後、2024年3月にフランス・パリで行われた映画祭にて、既に監督業から引退していることを正式に表明している。さらに同年開催された第81回ヴェネツィア国際映画祭では栄誉金獅子賞が授与されるなど、映画史にその名を刻む巨匠として世界的な称賛を受け続けている。
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