園子温
園子温(そのしおん)とは、愛知県豊川市出身の映画監督、脚本家。脚本家としての別名義に山本孝之(やまもとたかゆき)がある。1980年代から自主映画を中心に活動を開始し、独自の映像表現をもって過激なテーマに深く切り込んだ作品で、国内外から注目を集めてきた。映画監督としてだけでなく、脚本家、詩人、俳優など幅広い活動を行っており、、日本映画界を代表する個性的な映画監督の一人として知られる。1990年代には映画制作と並行して、街頭で詩を朗読するパフォーマンス集団「東京ガガガ」を主宰。街頭に集まった参加者たちが詩を朗読しながら東京の街を行進するなど、映画館や劇場という既存の枠にとらわれない表現活動を展開した。映画監督としてだけではなく、詩人として培ってきた言葉へのこだわりや、現実の社会へ直接介入するようなパフォーマンス活動も、この時期の園子温の表現を特徴づける重要な要素となっている。映画監督として国際映画祭との関わりも深く、『自転車吐息』がベルリン国際映画祭に招待されたことを皮切りに、『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』『恋の罪』『ヒミズ』『地獄でなぜ悪い』などが海外でも上映され、高い評価を集めてきた。ベルリンのほか、カンヌやヴェネツィア、トロントなど世界各地の映画祭で作品が紹介されている。
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