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時間、愛、死
一度は、聞いたことのある名作だと思います。
時間、愛、死について考える作品です。
映画は、ドミノ倒しのシーンから始まります。
ウィル・スミス演じるハワードは、ニューヨークで広告代理店を立ち上げ成功を収めていました。しかし彼は、どん底にいました。娘が死んでからのハワードは、心ここにあらずといった様子で仕事もせずドミノばかり並べていたのです。
そんなハワードの前に現れたのは、3人の男女。3人は、自分たちのことをこう言いました。
「私は、『死』」
「俺は、『時間』」
「私は、『愛』」
『死』は、「私に会えて光栄でしょ?私に手紙を出してたじゃない」と言いました。
ハワードは、『時間』、『愛』、『死』に手紙を出していたのです。
手紙を出す事が彼にとって癒しだったのですが、それが目の前に現れてハワードはパニックです。
娘の死のショックで娘も妻のことも忘れるほど心を閉ざしていましたが、3人との出会いがハワードを変え、娘の死を受け入れることが出来たのでした。
子供が二人いる身としては、子供の死など考えたくもないことです。
しかし人間いつ死ぬか分かりません。「時間がある限り子供を愛そう」と思わせてくれました。
アカデミー賞俳優が集結した作品ですので、その演技力に魅了される事間違いなしのおすすめ作品です。