全裸監督

全裸監督

『全裸監督』(英題:The Naked Director)とは、本橋信宏の評伝『全裸監督 村西とおる伝』を原作として、Netflixにより制作・全世界配信されたオリジナルドラマシリーズである。
山田孝之が主演を務め、武正晴が総監督を担当した。シーズン1が2019年8月8日、シーズン2が2021年6月24日にそれぞれ全8話構成で190か国以上に配信された。多言語の吹き替えや字幕に対応し、巨額の制作費を投入してバブル期の新宿・歌舞伎町の巨大セットを再現するなど、日本国内の連続ドラマとしては破格のスケールで映像化された。
物語は、バブル経済に沸く1980年代の日本を舞台に、うだつの上がらない営業マンだった村西とおるがアダルトビデオ業界へと身を投じ、革新的なアイデアで「AVの帝王」として君臨していく姿を描く。シーズン1ではポルノ雑誌の販売から映像業界へ進出し一大ブームを巻き起こす登り詰めの物語を描き、シーズン2では過剰な拡大路線とバブル崩壊に伴い、警察の摘発やライバル企業・暴力団との衝突、内部のトラブルを経て帝国が崩壊していく失脚の軌跡を追う。

全裸監督のレビュー・評価・感想

全裸監督
9

村西とおるの半生を描いた傑作ドラマ

『全裸監督』は、2019年と2021年にネットフリックスにて配信された日本のドラマです。村西とおるの実話を元にしたノンフィクションドラマになります。
題材がアダルトビデオに関する作品のため、地上波での放送はまずあり得なかった作品と言えるでしょう。
『全裸監督』は大ヒットし、世界128か国で配信され、12の言語での吹き替えと28か国の言語で字幕配信されました。

主演は山田孝之、もちろん村西とおるを演じています。
このドラマの最大の魅力の一つは、山田孝之のまるで憑依したかのような演技力です。彼の演じる村西とおるはまさに彼そのものです。口調、間、イントネーション、表情、体形に至るまで、そのどれもがまるで村西とおる自身がそこに存在しているかのような演技を見せてくれます。

魅力は他にもあります。
村西とおるの半生そのものが、まるでマンガみたいな人生なのです(笑)。
紹介されるエピソードのどれもが衝撃的で、「普通の人だったら死んでいるんじゃないか」と思うようなことばかりです。ですが、この作品の本当のメッセージはそこではありません。

村西とおるの不屈の精神、希望へと向かう実直さ。
この作品は、村西とおるを通して自分の人生について改めて考えさせてくれる作品と言えます。