藤原啓治
藤原啓治(ふじわら けいじ)とは、日本の男性声優、俳優、音響監督である。1964年10月5日、東京都生まれの岩手県北上市育ち。声優事務所AIR AGENCYの創業者であり、代表取締役を務めた。
劇団木山事務所などで舞台俳優としてのキャリアを積んだ後、20代半ばで声優へと転向。1990年代初頭から本格的に活動を開始し、1992年にスタートした『クレヨンしんちゃん』の野原ひろし役に抜擢されたことで広く知られるようになる。深みと温かみのある低音ボイスを武器に、頼れる父親からハードボイルドな男、飄々としたコミカルなキャラクター、狂気を孕んだ冷徹な悪役まで多彩な役柄をリアルなリアリティをもって演じ分けた。2006年には自身で声優事務所「AIR AGENCY」を設立して経営や後進の育成に尽力したほか、音響監督や専門学校講師としても幅広く活躍した。
主な代表作および担当キャラクターには、『クレヨンしんちゃん』(野原ひろし〈初代〉)、『鋼の錬金術師』(マース・ヒューズ)、『交響詩篇エウレカセブン』(ホランド・ノヴァク)、『機動戦士ガンダム00』(アリー・アル・サーシェス)、『HUNTER×HUNTER(第2作)』(レオリオ)、『銀魂』(服部全蔵)、『うたわれるもの 偽りの仮面』(ハク)、『はじめの一歩』(木村達也)、ゲーム『ファイナルファンタジーVII』シリーズ(レノ)など多数が存在する。また洋画の吹き替えでも重宝され、ロバート・ダウニー・Jr(『アイアンマン』トニー・スターク等)やヒュー・グラント、ベン・メンデルソーンなどの吹き替えを長年にわたり専属的に担当した。
2016年8月より病気療養のため一時活動を休止。2017年6月に段階的に復帰を果たしたが、2020年4月12日、がんのため55歳で死去した。
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