チュー・イェンピン / Kevin Chu / Chu Yen-ping

チュー・イェンピン / Kevin Chu / Chu Yen-ping

チュー・イェンピン(Kevin Chu、朱延平)とは、台湾の映画監督、映画プロデューサー、脚本家である。1950年12月生まれ。芸術性よりも商業的成功と娯楽性を重視するスタイルを貫き、自らを「映画工場」と評するなど多岐にわたるジャンルの作品を精力的に送り出してきた。
東呉大学在学中に中央映画公司のスタジオで働き始めたチューは、1980年に映画『道化師』で監督デビューを果たした。同作のヒットにより喜劇俳優の許不聊(許不聊)を見出し、一連のコメディ映画で成功を収めた。その後も軍隊生活を題材にしたドタバタコメディシリーズ『大頭兵』や、子役たちを起用した『カンフー・キッズ』シリーズなど数々の人気シリーズを手掛けた。
1990年には柏楊の小説を原作とし、ゴールデン・トライアングルに流れた国民党軍の悲劇を描いた映画『異域(原題:異域)』を公開した。本作は商業的な大ヒットを記録するとともに金馬奨にもノミネートされ、チュー自身も最高傑作と位置付けている。1990年代以降も『笑林小子』をはじめとするカンフーコメディやアクション、武侠ドラマ、ロマンティックコメディなど多ジャンルで精力的な制作を続け、香港映画やハリウッド映画の勢勢に対抗する台湾商業映画の担い手として独自のポジションを築いた。
2000年代以降は台湾市場の環境変化により興行的な苦戦を経験しつつも、中国大陸市場への進出や『カンフー・ダンク!』『トレジャー・ハンター』といった大型エンターテインメント作品を手掛け、長年にわたり台湾映画界を支え続けている。

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