田中泯

田中泯

田中泯(たなか みん)とは、東京都出身のダンサー、俳優である。1945年3月10日生まれ。本名は田中捷史。
クラシックバレエやモダンダンスを経て1960年代から活躍し、1974年からは独自のダンス「ハイパーダンス」を展開した。頭髪や眉毛までを剃り落とし、身体を土色に染めてあらゆる場所で踊る前衛的なスタイルを確立し、1978年のパリ秋の芸術祭を皮切りに海外でも高い評価を獲得した。舞踏の創始者である土方巽の演出・振付による公演も行ったが、自身の表現が「舞踏」という枠に分類されることを強く拒否し、自らの肩書きは「ダンサー」または「舞踊家」であると言及している。1985年からは山村へ移住して農業を営みながら深い身体性を追求し、独自の方法論である「身体気象(ボディウェザー)」を提唱した。2002年に山田洋次監督の映画『たそがれ清兵衛』で俳優デビューを果たすと、第26回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞および新人俳優賞を受賞し、唯一無二の存在感を放つ俳優としても広く知られるようになった。以降、ドラマ『ハゲタカ』や『龍馬伝』、『まれ』、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、映画『隠し剣 鬼の爪』や『メゾン・ド・ヒミコ』、『永遠の0』、『るろうに剣心 京都大火編』、『アルキメデスの大戦』、『国宝』など数々の話題作に出演した。2023年にはヴィム・ヴェンダース監督の映画『PERFECT DAYS』に出演してカンヌ国際映画祭に参加したほか、ドキュメンタリー番組のナレーションや、自身の踊りを追ったドキュメンタリー映画『名付けようのない踊り』が公開されるなど、独自の表現を貫き続けている。

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