七色いんこ
『七色いんこ』とは、手塚治虫による日本の漫画作品、およびそれを原作とする舞台作品である。
主人公は代役専門の役者だが、実は泥棒の七色いんこ。出演料は一切とらず、その代わり観客から盗みを働くのを劇場と劇団が見逃すことを条件に代役を完璧にこなす泥棒である彼と、そんな彼への恋心を抑えながらもその犯行を追いかける男勝りな女刑事の千里万里子を巡るラブコメディ要素のある犯罪活劇である。世界を舞台に数々の演劇を下敷きにしたストーリーが展開され、作中に登場するエピソードのほとんどは、『ハムレット』など実在する演劇の内容がベースになっている。
1981年から1982年にかけて『週刊少年チャンピオン』に全47話が連載された。2000年と2018年にはそれぞれ舞台化しており、2019年にはリメイク漫画『HeiSei七色いんこ』(石田敦子作画)がマイクロマガジン社の『テヅコミ』で、『劇団二十面相VS七色いんこ』(中谷チカ作画)が『月刊少年チャンピオン』で連載された。
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