末弥純

末弥純

末弥 純(すえみ じゅん)とは、日本のイラストレーター。大分県大分市に生まれ。武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業後、ファンタジイファンサークル「ローラリアス」での活動を経て商業シーンへと進んだ。
1983年に田中光二の小説『銀河十字軍』のカバーイラストでデビューを果たし、1987年にはファミリーコンピュータ版『ウィザードリィ』のモンスターデザインを担当。重厚で古典絵画を思わせる独自の世界観を提示し、以降同シリーズのビジュアルデザインを象徴する存在となった。1988年には第19回星雲賞アート部門を受賞している。また、1997年から2002年にかけては栗本薫の長編小説『グイン・サーガ』の第57巻から第87巻までの装画・挿絵を手掛けた。シリアスなハイファンタジー作品への寄稿で広く知られる一方、『大僧侶伝説』やゲーム「ウィズボール」のパッケージといったユーモアやコミカル路線の作品も手掛けているほか、ウィリアム・ギブスンの短編『記憶屋ジョニィ』の挿絵など海外作品の翻訳版でも活躍した。
デビュー当時は数作ながら漫画家としての活動実績もあり、これらの作品は『カペルドーニャの鉄騎士』を除いて単行本未刊行となっている。映画監督の押井守とも親交が深く、画集へのコメント寄稿をはじめ、『ケルベロス 鋼鉄の猟犬』でのプロテクトギアのイメージデザイン、押井が演出した舞台『鉄人28号』における鉄人のデザインなどを手掛けた。なお、ビジュアルを大幅に刷新したファミリーコンピュータ版『ウィザードリィ』のビジュアルワークについては、原作者のロバート・ウッドヘッドからも当時までにリリースされたシリーズ中で最高傑作であると絶賛を受けている。

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