OUT-アウト-

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『OUT』(アウト)とは、『ヤングチャンピオン』(秋田書店)にて2012年No.13から連載されている、井口達也原作、みずたまこと漫画による不良漫画作品である。お笑い芸人である品川祐の青春小説『ドロップ』の主要人物であり、実在の人物でもある井口達也の青年時代の実体験をベースに、自伝コラム『実録暴走回顧録 -OUT-』を原作として現代風のアレンジを加えてコミカライズされた。また、みずたまことの別作品『バウンサー』とのクロスオーバーも行われている。
物語の主人公・井口達也(いぐち たつや)は17歳で、かつて「東京狛江愚連隊」の特攻隊長として暴れまわった末に少年院へ収容される。約半年後に出院した達也は、地元を離れた西千葉で焼肉店を経営する叔母夫婦に引き取られ、更生生活をスタートさせる。次に問題を起こせば一発で少年院へ逆戻りとなる「アウト」の緊張感の中、叔母夫婦へ迷惑をかけまいと真面目に働こうとする達也だったが、西千葉の暴走族「斬人-キリヒト-」の副総長である安倍要(あべ かなめ)との出会いを機に、再び激しいトラブルや抗争の渦へと巻き込まれていく。作中では不良たちの社会構造や暴走族の役職の役割などが分かりやすく紐解かれながら、登場人物たちの葛藤や決断が描かれている。
2023年11月17日には、品川ヒロシが監督・脚本を務め、倉悠貴が主演する形で実写映画化され、全国公開された。

OUT-アウト-のレビュー・評価・感想

OUT-アウト-
9

ただの不良漫画ではない漫画

漫画「OUT-アウト-」は不良系漫画です。クローズを初め、他にも色々な不良漫画が出版されてきましたが、この漫画の魅力は、他の作品に比べてキャラが多彩なところだと思います。あとは展開の早さと意外性。高校生の喧嘩漫画となっていますが、喧嘩の能力は少し現実離れしていて、もはや高校生のレベルではありません。読み進めていくと、ヤクザやマフィアが絡む喧嘩も増えてきます。その喧嘩設定が普通と違うからこそ、多彩なキャラクターが生み出されている気がします。漫画は主人公が人気なのが一般的だと思いますが、この漫画はそうではありません。むしろ、主人公の「井口」より人気なキャラクターが多いと感じます。例えば、組織「斬人」の総長「丹沢あつし」は喧嘩が強く威勢が良い番長タイプではなく、イケメンのスマートな感じだったりします。時にはいじられたりすることも。しかし、本気の時は誰をも圧倒する雰囲気と喧嘩の実力で、かなりかっこいいキャラとなっています。同じ組織の副総長「安倍要」は、丹沢とうってかわって筋肉ムキムキ、おっさん顔、ごりごりの不良系です。しかし、人情に厚く優しい、そんな一面もあります。もちろん喧嘩も強い。男の人は好きな人が多いのではないでしょうか?
是非読んでみてください。