Ever17 -the out of infinity-

Ever17 -the out of infinity-のレビュー・評価・感想

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Ever17 -the out of infinity-
10

ループ物といえば

緊張感ないとか電波系ギャグがだめだという方がいるかもしれませんが、ラストまでクリアすれば大感動、間違いなしです。唯、真相にたどり着くにはヒロイン全員のエンディングを見なくてはいけません。ここまでたどり着くのは人によっては気が遠くなる作業かもしれません。しかし、ラストにいきつけばこの作品のトリックの虜となるかもしれません。
楽しむためにはまず、前作のNever7の全員クリアを目指しましょう。目指すことで、まずこのゲームのシステムに慣れてください。
シナリオが進んでいけばTIPSが開いていきますが、エンディングの旅の前にTIPSに目を通してください。目を通した後にプレイを。目を通したあとは、若干クリアの何度が下がると思います。
トラップのような選択肢がありますので、最初はこまめにテキストを読むことを推奨。慣れてくれば、手間はかかりますが攻略が楽になると思います。元ネタを知らなければ面白いと感じにくいかもしれませんが、知っているネタがあればニヤリとできるはずです。オススメはタイトルにありますが、17がらみのネタです。余裕があれば17がらみのネタをメモってみてください。すべてチェックできれば、雑学がなくてもニヤリとできます。自分の雑学度チェックと思って軽い気持ちでプレイを。
最後のシナリオは電波系ギャグで真実がカムフラージュされていて理解がすぐできません。しかし、何度もプレイすればするほどシナリオにはまれます。騙されたと思ってまず、プレイを。

Ever17 -the out of infinity-
10

ループものといえばこれ

ループものは発売され続けているが、もう発売して10年以上たつのに、いまだ、ループ物の金字塔といわれている作品です。最初にプレイした時は皆トリックに衝撃を受けます。ただ、ラストまでの間、電波系ギャグの洗礼を延々と受けます。この電波系ギャグがダメな方は、このゲームの感動にたどり着けません。何度もプレイすればわかるとは思いますが、電波系ギャグで真相をカモフラージュしており、元ネタに気づけばニヤリとなるものばかりです。逆にいえば、元ネタに気づけない人には退屈だったり、苦痛だったりすると思います。それでもいまだ、ループ物の名作としての評価は維持されています。また、アニメ不可能な作品という評価もいまだ健在です。
パニックものなのに緊迫さがないことについてもよく指摘されていますが、事故に巻き込まれたメンバーで、主人公のAIである空、ココを除けば過去があまりにも重すぎます。各ヒロインルートに入れば、それぞれのヒロインが抱えていたものが明らかになり、その秘めたものを思えば、この程度で動じないのは当たり前かと私は感じました。
ただ、ノーヒントでクリアするのは正直厳しいと思います。私は攻略本を頼りました。優・沙羅はすんなり攻略できましたが、つぐみの攻略に苦戦しました。もし次のバージョンアップがあるなら、ヒントをつけてほしいと思いました。