ドラゴンクエスト ファンタジア・ビデオ

ドラゴンクエスト ファンタジア・ビデオ

『ドラゴンクエスト ファンタジア・ビデオ』とは、1988年12月21日に東北新社およびCBSソニーから発売されたオリジナルビデオ作品である。エニックス(現スクウェア・エニックス)のコンピュータRPG「ドラゴンクエストシリーズ」の世界観を、台詞のない実写のサイレントドラマとして表現した。
本作はミュージック・ビデオを意識した構成になっており、すぎやまこういち指揮・アレフガルド交響楽団による『ドラゴンクエスト』『II』『III』のオーケストラ演奏映像と、その楽曲をBGMとした原作ゲームをイメージした映像とが交互に流れる。制作費には1億5000万円が投じられ、ベータ、VHS、レーザーディスクの各媒体でリリースされた。登場人物は『III』の勇者風の主人公をはじめ、『II』のサマルトリアの王子およびムーンブルクの王女風の仲間が登場し、ともに『I』の竜王を倒しに行くという独自のクロスオーバー設定が採られている。
当時ガイナックスの社長であった岡田斗司夫が企画プロデュースを務め、特撮やアニメーション合成などの当時の最先端技術が駆使された。アニメーション部分はガイナックスが、モンスターや各種小道具などの造形物製作はゼネラルプロダクツが担当した。本作の企画は『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』のテレビCM用小道具を手掛けた延長で立ち上げられたもので、撮影の多くは日活撮影所にセットを組んで行われた。発売に先駆けて1988年12月4日には東京ベイNKホールにて完成試写イベントが開催され、すぎやまの指揮によるフルオーケストラの生演奏とともに披露された。

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