アンドリューNDR114 / Bicentennial Man

アンドリューNDR114 / Bicentennial Man

『アンドリューNDR114』とは、1999年に公開されたアメリカ合衆国のSF映画である。アイザック・アシモフとロバート・シルヴァーバーグによる小説を原作に、クリス・コロンバスが監督、ロビン・ウィリアムズが主演を務め、200年もの長きにわたり心を育んでいくロボットの姿を描いた。劇中では、マーティン家に家事ロボットとして迎えられた「NDR114」ことアンドリューが、家族との交流を通じて独自の創造性や感情に目覚めていく。やがて人類が持つ「自由」に憧れを抱いたアンドリューは、自らを買い取って一人暮らしを始め、さらに自分と同じNDR型ロボットを求めて旅に出る。旅先で出会った研究者の協力を得て人間そっくりの外見を手に入れた彼は、マーティン家の孫娘ポーシャと愛し合うようになる。しかし、ロボットと人間との愛の障壁に直面したアンドリューは、自らが「人間」として法的に認められるための戦いへと身を投じていく。本作は公開当時、批評的・興行的には失敗という結果となったものの、第72回アカデミー賞ではメイクアップ賞にノミネートされ、2000年度のジョージー賞では最優秀特殊メイク賞を受賞した。

アンドリューNDR114 / Bicentennial Manのレビュー・評価・感想

アンドリューNDR114 / Bicentennial Man
7

ロボットが敢えて死を迎える作品

ロビン・ウィリアムズ主演の今作は、リチャードという男性の家庭にお手伝いロボットがやって来る所からスタートする。リチャードの娘アマンダからアンドリューと名前で呼ばれるようになり、時間をかけて家族との絆を深めていく映画だ。やがてリチャードが年老いて亡くなると、アンドリューは自分の意志で同じ型番のロボットを探しに行くことにした。しかし、同じ型番のロボットは見つからない。ようやく同じ型番の女性型ロボットが見つかった時には、旅を始めてから何十年も経過していた。女性型のロボットを所有しているバーンズという男性は、アンドロイドを人間のように見える技術の研究を続けている人だった。バーンズの技術を用いて、人間のような皮膚を手に入れたアンドリュー。アンドリューはリチャードの家に戻ることにする。リチャードの家には、高齢になったアマンダと、アマンダの孫ポーシャがそこで暮らしていた。高齢のアマンダもいよいよ亡くなり、アンドリューとポーシャが少しずつ絆を深め、二人は結婚をしようとする。しかし、人類議会はロボットと人間の結婚を認めてはくれなかった。月日は更に流れ、ポーシャも高齢になり生命維持装置をつけていた。しかし、ロボットであるアンドリューは年老いることも死ぬこともできない。アンドリューは優れた技術を持つバーンズに依頼し年老いた姿になった。アンドリューは体内の体液を人間の血液に代えていた。それを凝固させれば体の機能が永遠に止まる。人類議会にて、ようやくアンドリューが人間だと認められ、アンドリューは活動を止めた。アンドリューの隣にいたポーシャも、生命維持装置を自分の意志で止め亡くなりこの物語は終わる。人間とは何か、優しさとは何かを深く考えさせられる映画だ。私も9歳の頃にこの作品に触れ衝撃を受けた一人だ。一度もこの作品を見たことの無い人にはぜひ見て欲しい。