8
Despite Everything:母の秘密
母親の葬儀で久々に顔を合わせることになった姉妹。
スペインの実家に集まることになったニューヨークのファッション業界で働く長女サラ、唯一の既婚者である次女クラウディア、同性愛者の三女ソフィア、自由奔放な四女ルシアは、母カルメンの悲報を聞き同じ車で実家に向かいます。
葬儀の準備の間、悲しみに暮れる父ペドロを他所に、カルメンの相続弁護人である弁護士が4人にカルメンが残したビデオテープを見せます。最愛なる娘たちへ残した母親の驚くべき遺言は、姉妹の実父がペドロではないこと、それぞれに違った父親がいること、そして最期に父親たちに挨拶をできなかったことを咎め、個々の実父を探し出したら、遺産を分配するとの告白でした。
まず初めに心当たりのある芸術家パブロ、次に掃除屋で企業の経営者と偽っていたビクター、修道院の牧師ディアス、そしてかつては男性で今はバーを営むインネを尋ねると姉妹は関係をもった年月と照らし合わせていきます。そして、それぞれの父親を探し当てていく内に、サラは恋人アレハンドロとよりが戻り、クラウディアは夫と別居、ソフィはペドロと関係をもち、最後にルシアの父親が名乗り出ます。そして、葬儀の後、晴れて母親の遺言を果たした姉妹はサラの結婚式で全員が顔を合わせるのでした。