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ルパンの長編シリーズの中でも、面白い部類に入るのではないでしょうか
ルパンの仲間と、女性ばかりのテロリスト軍団とのお宝争奪戦を描いたものです。
ルパンの映画やドラマは数多いですが、この作品は見ていて飽きない、面白い部類に入るのではないでしょうか。ストーリーは至極単純で、謎も大したことなく、途中で答えが分かってしまう感じです。しかしそれでも、以下のような点がとても面白いです。
まず、スピード感のあるアクションシーン、ルパンの仲間とテロリストの戦闘シーンが圧倒的に多く、目が離せません。
また、敵のキャラクターも際立っていて、ルパンとその仲間との1:1の勝負も面白かったです。毒の専門家VSルパン、銃器の達人VS次元、女剣士VS五右衛門、格闘の達人VS不二子の戦いが大変興味深いです。
銭形も加わったルパン、次元、五右衛門、不二子ちゃんの「ルパン一味」の結束力も見れて、ちょっと嬉しかったです。また、ルパンの感傷的な面も描かれていて、安定の面白さです。ただ、ちょっと雑に描かれているような所もあって、もう少し長い時間でじっくり描かれても良かったかなぁ、という感じでした。また、魅力的な悪役が多いなか、ラスボスがもうちょっと魅力があったらなぁ、と思いました。