鬼畜島

鬼畜島

『鬼畜島』(きちくじま)とは、外薗昌也によるホラー漫画作品、およびそれを原作とする関連メディアミックス作品である。殺人鬼が棲息する隔離された島を舞台に、迷い込んだ大学生たちが直面する凄惨なサバイバルを描く。作風は過激なスプラッタ・ホラーを基調としながらも、次第にオカルトや怪異といった要素も交えて展開していく。
2013年12月より竹書房のウェブコミック配信サイト『WEBコミックガンマ』で連載がスタート。2019年5月からは『LINEマンガ』へと移籍し、2025年2月まで長期にわたって連載された。第1部は全24巻で完結を迎え、5年後の世界を舞台にした第2部『鬼畜島 ダスト・エンペラー』へと連載が継続された。
物語は、M大学の廃墟研究サークルに所属する高久(たかひさ)たちが、日本地図に載っていない孤島「菊池島」を訪れるところから始まる。上陸早々、メンバーの一人が豚のマスクを被った異様な大男に襲われて連れ去られ、さらに乗ってきたクルーザーが座礁・転覆したことで、一行は外部との連絡を絶たれたまま殺人鬼の巣窟へと取り残されてしまう。
本作は、本編のほかに派生作品やコミライズなどが展開されている。外薗昌也自身が手がけた前日譚にあたる『臓物島』をはじめ、ホリエリュウによるラブコメ風スピンオフ『恋する鬼畜島』、単行本内に収録された呪ミチルによる『大鬼畜峠』などが制作された。また、2020年11月から2021年10月にかけては、本作を原案としたショートアニメ『カオルの大切なモノ』が勝鬨スタジオの制作によりBS日テレにて全50話放送されている。

鬼畜島のレビュー・評価・感想

鬼畜島
8

非常に好みの別れる漫画

まずはタイトルの通り、内容は鬼畜の限りをつくす漫画と思っておいてください。
人体損壊、臓物、血、このようなグロ表現が苦手な方にはとてもおススメできません。個人的には最大評価点をつけたいところですが、あまりのグロさに読み手を選ぶため、少し評価を下げました。
舞台は地図には載ってないとされる廃墟島「菊池島」。
そこに廃墟同好会の数名の学生がやってきます。しかしその島は不死身の殺人家族が住む「鬼畜島」だったのです。
少しネタバレになりますが、内容はただ人を殺し内蔵をぐちゃぐちゃにする漫画ではなく、何故そのような殺人鬼になったのか、目的はなんなのか、といったオカルトじみた箇所も多々あります。しかしそれは、不死身の殺人鬼というだけですでに読み手には納得させられている気もしますので、問題なく読み進めることができます。
不死身の殺人鬼といっても、登場する家族は一人ひとり個性があります。殺し方などについての執着、時には人間らしい感情を見せたり、主人公を助ける側に回ったりするなど、殺人鬼側からの視点の方もしっかりと描かれていて、最初は登場するたびに恐怖していた殺人鬼たちにも、次第に感情移入する程になっていきます。
スプラッターホラーというジャンルが好きな方には是非おすすめしたい漫画ではありますが、逆に苦手な方には吐き気を催す程の描写ですので、読む際には胃薬と吐き気止めを用意することをお勧めします。