高坂希太郎
高坂希太郎(こうさか きたろう)とは、日本の男性アニメーター、アニメーション監督。神奈川県出身。1962年2月28日生まれ。
絵描きであった父親の影響を受け、幼少期から絵に親しむ環境で育った。高校生時代に宮崎駿や高畑勲が手がけた作品に感銘を受けアニメ業界を志し、作画スタジオ「OH!プロダクション」に入社してキャリアをスタートさせた。1986年にフリーランスとなって以降は、スタジオジブリやマッドハウスの作品を拠点に活躍している。
スタジオジブリ作品では、『耳をすませば』で作画監督デビューを果たして以降、『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』などの歴史的大ヒット作で作画監督や作画監督補を歴任。宮崎監督が当時最後の長編としていた『風立ちぬ』(2013年)では単独で作画監督を務め、東京アニメアワード2014においてアニメーター賞を受賞した。また、高畑勲監督作の『火垂るの墓』や『平成狸合戦ぽんぽこ』にも原画として参加している。ジブリ作品以外でも、マッドハウス制作の『YAWARA!』や『MASTERキートン』で作画面の中心スタッフとして活躍。原作者の浦沢直樹からの強い指名により、テレビアニメ『MONSTER』ではキャラクターデザイン原案も担当した。
演出・監督としても独自の才能を発揮しており、1993年のOVA『A-Girl』で監督デビュー。自身の趣味である自転車レースの世界を描いた映画『茄子 アンダルシアの夏』(2003年)では、初の劇場長編監督を務め、同作は第56回カンヌ国際映画祭の監督週間に出品された。2018年にはベストセラー児童文学を原作とした『若おかみは小学生!』を監督。同作はアヌシー国際アニメーション映画祭への出品や、日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞、毎日映画コンクールアニメーション映画賞を受賞するなど、国内外で非常に高い評価を獲得した。2022年にはドキュメンタリー作品『イーハトーブの地図〜心に映る風景〜』の監督・出演も務めている。
無類の自転車好きとしても著名であり、自身もアマチュアのヒルクライム大会で上位入賞を果たすほどの実力を持ち、業界内では「アニメ界最速の男」の異名を持つ。
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