ゾーイ・カザン / Zoe Kazan
ゾーイ・カザン(Zoe Kazan)とは、アメリカ合衆国の女優、脚本家、映画プロデューサーである。カリフォルニア州ロサンゼルス出身。1983年9月9日生まれ。祖父は『欲望という名の電車』などで知られる巨匠エリア・カザン監督、両親はニコラス・カザンとロビン・スウィコードという共に著名な脚本家であり、ハリウッド屈指の映画名門一家に生まれた。名門イェール大学で演劇を学び、2005年に演劇の学士号を取得している。
大学卒業後、ブロードウェイの舞台に立ち、クリストファー・ウォーケンら名優と共演するなどして頭角を現した。映画界へも進出し、2007年の『告発のとき』や2008年の『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』といった話題作に相次いで出演。2009年にはコメディ映画『恋するベーカリー』でメリル・ストリープの娘役を瑞々しく演じて注目を集めた。
2012年、自身が脚本・製作総指揮・主演を兼任した映画『ルビー・スパークス』が公開され、クリエイターとしての才能を世に知らしめた。若き天才作家が描いた理想の女性が現実化してしまうという、ファンタジックでビターなロマンスを瑞々しく描き出し、インディペンデント・スピリット賞の第一回脚本賞にノミネートされるなど高い評価を受けた。その後も、ロマコメ映画『もしも君に恋したら。』(2013年)や、大ヒットを記録した『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』(2017年)でヒロインのエミリー役を演じるなど、インディーズ映画界のミューズとして確固たる地位を築いた。
2022年の映画『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』では、ハリウッドの性的暴行醜聞(#MeToo運動の契機となった事件)を暴いた実在のニューヨーク・タイムズ紙の記者ジョディ・カンター役を熱演。キャリー・マリガンと共にダブル主演を務め、力強い演技が絶賛された。また、テレビドラマ分野でもNetflixオリジナルシリーズ『クリックベイト』(2021年)で主演を務めるなど、活躍の場を広げている。
私生活では、『ルビー・スパークス』で共演した実力派俳優のポール・ダノと長年にわたり公私にわたるパートナーシップを結んでおり、2018年には第一子となる女児が誕生している。2018年には、ダノの長編映画監督デビュー作となった映画『ワイルドライフ』の脚本と製作総指揮を共同で手掛け、映画製作の現場においても深く支え合う関係を築いている。
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