ザ・レイド
『ザ・レイド』(原題:The Raid -Redemption-)とは、2011年に公開されたインドネシアの格闘技アクション映画である。ギャレス・エヴァンスが監督、脚本を務め、イコ・ウワイスが主演している。劇中ではインドネシアの伝統武術「シラット」を駆使した壮絶なアクションが展開される。麻薬王が支配し、数多くの凶悪犯が潜む高層ビルを舞台に、強制捜査に踏み込んだSWAT部隊と、それを迎え撃つギャングたちによる命懸けの死闘を描いている。
監督のギャレス・エヴァンスは当初、別の大型アクション映画の製作を進めていたが、予算的な問題から一時中断を余儀なくされた。そのため、限られた閉鎖空間での生き残りをかけたサバイバル要素の強い物語として本作を新たに構想した。劇中のリアリティを追求するため、SWAT隊員を演じる俳優陣はインドネシア海軍の特殊部隊「KOPASKA」による本格的な訓練を受けて撮影に臨んでいる。
2011年9月に第36回トロント国際映画祭でワールド・プレミア上映が行われると、瞬く間に批評家たちの間で絶賛を集め、ミッドナイト・マッドネス賞を受賞した。アメリカでの公開時には、権利関係の都合からタイトルが『The Raid: Redemption』に変更されている。
本作の成功を受け、のちに予算問題で中断していた企画が続編『ザ・レイド GOKUDO』として再始動し、2014年に公開された。続編では前作を生き延びた主人公ラマのその後の戦いが描かれ、日本からは松田龍平、遠藤憲一、北村一輝といった実力派俳優陣が、物語の鍵を握る日本の暴力団関係者役として出演している。
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