きぐるみ防衛隊

きぐるみ防衛隊

『きぐるみ防衛隊』とは、2013年の『なかよし』4月号から連載を開始した星野リリィによるバトルアクション漫画。本作は、突如現れた謎の着ぐるみとパートナーを組み、世界を守るために戦う少年少女たちの姿を描いた少女漫画である。着ぐるみは人間の男性に変身し、戦いと並行して中学生の少女たちとの恋愛模様が描かれていることから、「ドキドキ・ロマンティックきぐるみアドベンチャー」と称されている。
物語は、14歳の女子中学生である笹倉はっか(ささくら はっか)が家に帰った際、玄関にいかにも怪しい着ぐるみ「ジンジャー」が立っていたことから始まる。やがて、学校一の美少女である宮森のばら(みやもり のばら)の元にはバジリコ、後輩の那須五月(なす さつき)の元にはフェンネルという同様の着ぐるみが現れていたことが判明する。リーダーである生徒会長・鏡チガヤ(かがみ チガヤ)の導きにより、彼女たちは「他の世界の悪い敵」である侵略者から世界を守るための戦士「ガーディアンズ」として選ばれたことを知る。しかし、実際に戦うのは着ぐるみたちであり、彼らが本来の力を発揮するためにはパートナーであるはっかたちと「キス」をしなければならず、少女たちは毎回キスをすることに動揺しながらも、敵にハートを奪われていく人々を救うために戦うことを決意する。
次第にジンジャーとはっかは惹かれ合うようになるが、ジンジャーは、はっかに重大な秘密があることを知っており、一人で悩みを募らせていく。本作は、過酷な運命や正体の分からない敵との戦闘に立ち向かうガーディアンズたちの奮闘を描きつつ、パートナーでありつつも恋人未満であるそれぞれの甘酸っぱくも奇妙な関係性が、コミカルかつドラマチックに展開される。

きぐるみ防衛隊のレビュー・評価・感想

きぐるみ防衛隊
7

可愛い!キラキラ女子好みの絵柄&設定、イケメンとKissで始め!

主人公は中学生の元気な少女、明るく親しみやすいキャラクターと、物語を彩るイケメンの人外キャラクター、そのドキドキ設定で乙女心を掴みます!
まずは、作者の星野リリィさんはイラストレーターとしても活躍しているだけあって画力は確かなもの。細く洗練されたラインで描かれる世界は躍動感があり、バトルシーンも身体の動きをハッキリと分かりやすく、生き生きと活写しています。ダークサイドの各キャラクターの造形も華やかでオリジナリティがあり、1ページ1ページ見ごたえがあって飽きさせません。
そして特筆すべきは、主人公たち防衛隊が、普段は着ぐるみ姿の相棒をバトルモード(イケメン男性の姿)にするためにキスをする、という設定です。古典的ながら、色褪せない設定は、美麗な絵により尚のこと輝いています!
突然現れた3体の動物型の着ぐるみ達は、同じ中学に通っている主人公のある素質を知ってパートナーとして見いだし、人間に危機を及ぼす悪者との闘いの場に参加させます。
その時、必ず出てくるキスシーンは爽やかであり色っぽくもあり…男子同士のパートナーもあるので、その向きもまた萌え要素かもしれません。
謎を隠しながらも、着ぐるみ達は防衛隊のことをとても大切にしていて、生活をともにするなかで少しずつ絆を深めていきます。ところどころ、何か裏のありそうな仲間や、一連の悪サイドの伏線も思わせ振りで、先の気になる作品です。