本木克英

本木克英

本木克英(もとき かつひで)とは、日本の映画監督である。富山県富山市出身。1963年12月6日生まれ。
早稲田大学政治経済学部を卒業後、1987年に松竹へ助監督として入社した。木下惠介、森﨑東、勅使河原宏らに師事し、助監督やプロデューサーとして経験を積んだ。1993年には文化庁在外芸術家派遣研修生としてアメリカへ1年間留学。帰国後の1998年に映画『てなもんや商社』で監督デビューを果たし、同作で第18回藤本賞新人賞を受賞した。以降、松竹の劇映画やテレビドラマを支える中心的な監督として長く活躍し、2017年に退社してフリーランスへ転向。2022年6月からは日本映画監督協会の理事長を務めている。
映画監督としての手腕は、コメディから時代劇、社会派ドラマまで非常に幅広いジャンルで発揮されている。松竹の看板シリーズである『釣りバカ日誌イレブン』から『13』までの監督を担ったほか、人気漫画を実写化した『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズや、京都を舞台にした青春ファンタジー『鴨川ホルモー』(第1回沖縄国際映画祭ゴールデンシーサー賞受賞)、感動作『犬と私の10の約束』などを世に送り出した。2014年の『超高速!参勤交代』では巧みな演出が評価され、第38回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞。その後もヒット作『空飛ぶタイヤ』をはじめ、『映画 少年たち』『居眠り磐音』『大コメ騒動』『シャイロックの子供たち』、近年の『カーリングの神様』『火喰鳥を、喰う』『負けへんで』に至るまで、精力的にメガホンを執り続けている。
テレビドラマの分野においても多くの作品で演出を手掛けており、『丹下左膳』『天下騒乱〜徳川三代の陰謀』といった本格的な時代劇や、実写ドラマ版『めぞん一刻』、『犬を飼うということ〜スカイと我が家の180日〜』の序盤、さらにはWOWOWの『連続ドラマW・大江戸グレートジャーニー〜ザ・お伊勢参り〜』、NHK特集ドラマ『混声の森』など、丁寧な人間描写と確かなエンターテインメント性を備えた作品群で高い手腕を発揮している。

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