安濃高志

安濃高志

安濃高志(あんのう たかし)とは、日本の映画監督、アニメーション監督、演出家である。群馬県出身。1950年8月19日生まれ。東京ムービーにて『エースをねらえ!』や『侍ジャイアンツ』などの制作進行を務めた後、演出家へと転身した。1980年代にはスタジオぴえろが手掛けた魔法少女シリーズの中心スタッフとして活躍し、その中で独自の演出スタイルを確立させていく。セリフやBGMを最小限に抑え、効果音や丁寧な風景描写の積み重ねによってキャラクターの心理や状況を浮き上がらせる実写的なアプローチが特徴。その寡黙な人柄とともに、アニメマニアの間では庵野秀明との混同を避けるため「やすのう」の愛称で呼ばれることもある。
テレビアニメでは『魔法の妖精ペルシャ』や『魔法のスターマジカルエミ』で監督を務め、作品の魅力を牽引した。『めぞん一刻』の中盤や『ミラクル☆ガールズ』『かみちゃまかりん』の監督を歴任したほか、『うる星やつら』『きまぐれオレンジ☆ロード』などの名作で演出や絵コンテを手掛け、後年には『DEATH NOTE』の絵コンテにも参加した。劇場作品では『うる星やつら オンリー・ユー』の演出や、1997年の『どんぐりの家』の監督を務め、同作はキネマ旬報文化映画ベスト・テンで第5位に選出されるなど高い評価を得ている。
OVA黎明期から発展期にかけても多くの傑作を残しており、監督と脚本を兼任した『魔法のスターマジカルエミ 蝉時雨』をはじめ、『妖魔』『暗黒神話』『恐怖新聞』、そして重厚な伝奇アクションとして名高い『THE八犬伝』などの監督を務めた。

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