海腹川背Portable / 海腹川背・旬

海腹川背Portable / 海腹川背・旬

『海腹川背・旬』とは、1997年2月にエクシングより発売されたPlayStation用アクションゲーム。『海腹川背Portable』は『海腹川背・旬』とはの移植リメイク作品である。これらは、伸縮性のあるゴムロープを地形に引っかけて移動する独特なシステムが特徴のラバーリングアクションゲーム「海腹川背」シリーズのゲームである。
1997年2月にエクシングからPlayStation用ソフトとして発売された『海腹川背・旬』は、スーパーファミコンで発売された前作の難易度やフィールド構成を再調整した実質的な続編として制作された。ゲームデザインとプログラムに酒井潔、キャラクターデザインに近藤敏信を前作から引き続き起用し、地形の3Dポリゴン化や歌入りテーマ曲の導入など、ハードの進化に合わせた刷新が行われた。本作はその後に新規要素を加えた『〜セカンドエディション〜 マル安シリーズ(1)』や『〜セカンドエディション〜完全版』といったバリエーションも展開され、シリーズの評価を確固たるものとした。
その後、2008年3月27日にマーベラスエンターテイメントからPlayStation Portable用ソフトとして発売された『海腹川背Portable』は、シリーズ初の携帯ゲーム機への移植作として『海腹川背・旬』をベースに制作された。しかし、本作は発売前の体験版配信の段階から、画面の視点変更に伴い天井や壁が死角になる致命的な視認性の問題や、ロープが壁を突き抜けるといったラバーリングの挙動に関する深刻な不具合がユーザー間で次々と発見され、動画共有サイトなどで騒動へと発展した。さらに、シリーズの根幹を支えてきた酒井潔が開発に一切関与しておらず、移植担当スタッフが外見を模して一から作り直していた事実も判明。開発元はこれらを最終的に仕様として修正せず発売に踏み切ったため、ユーザーからの評価は大きく低迷し、メディアの企画で不名誉な賞を受賞したほか、予定されていた北米展開が発売中止になるなど、同一のゲーム性を共有しながらもオリジナル版と移植版とで対極の評価を受ける結果となった。

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