ラブ&ドラッグ / Love and Other Drugs

ラブ&ドラッグ / Love and Other Drugs

『ラブ&ドラッグ』とは、2010年に公開されたアメリカ映画。真実の愛にたどり着く2人の男女を描いたロマンティック・コメディである。プレイボーイのジェイミーはある日、火遊びがたたって仕事を首になってしまう。転職を繰り返して来た彼だったが、大手製薬会社への就職が決まる。持ち前の巧みな話術で営業をするが、上手く行かない日々が続いていた。そんな中、パーキンソン病を患うマギーという女性に出会う。やがてジェイミーは、マギーに特別な感情を抱くようになるのだった。

ラブ&ドラッグ / Love and Other Drugsのレビュー・評価・感想

ラブ&ドラッグ / Love and Other Drugs
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初めて本当の愛を知るプレイボーイの話

お医者さん一家に生まれた主人公ジェイミーは、家電販売員としてうだつの上がらない生活をしていた。彼は、プレイボーイで店長の恋人にも手を出してしまった。そのせいで仕事をクビになり、医者の弟ジョショのつてで医薬品会社の営業マンになる。強力なライバルたちと病院に商品を売り込むことに四苦八苦。医者を口説くことがカギになると考え、医者に賄賂を渡し、研修医のフリをして病院内に潜入。そこで若年性パーキンソン病を患うマギーという女性と出会う。ジェイミーはすぐに目を付け、受付の人から電話番号を聞き出し、連絡を取る。しつこくデートに誘われ根負けしたマギーは、喫茶店で会うことに。それから2人は何度も体の関係を持つ。マギーは病気のせいで前の彼氏とうまく行かなかった過去から、恋愛への発展は拒む。ジェイミーは身体を重ねるうちに今までにない感覚を持ち始める。マギーに恋人と認めさせようと奮闘する。やがて2人は恋人に、、、。
ジェイミーは、父からの「医者になって欲しい」という期待に応えられず、現実から目を背け、空虚な人生を歩んでいることを悔やんでいた。また、彼は今まで愛している人がいなかったことに気付く。より一層彼女を愛することを誓う。
2人は仕事でシカゴに出向いた際、パーキンソン病のセラピーに参加する。そこでマギーは生きることに希望を持ち始めるが、ジェイミーは患者の家族に会い、想像以上の過酷さ、大変さを聞く。
2人は治療のために様々な病院を訪れるがジェイミーは患者の話を思い出し焦燥してしまう。2人の関係は次第に悪くなり破局してしまう。その後ジェイミーは転勤が決まり、昇進を約束されたが、ジェイミーはその話を断り、マギーの元へ。
ジェイミーは2人で生きていくことを決意し、医者になるための勉強を始めた。
自分の人生をもう一度見直し、パートナーがいる方はより一層大切に、また、いない方も素敵なパートナーの出会いに期待を膨らませることができる作品。