ヴァレリアン 千の惑星の救世主

ヴァレリアン 千の惑星の救世主のレビュー・評価・感想

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ヴァレリアン 千の惑星の救世主
6

全体的には面白い…かな?

政府で治安を守るプレイボーイの主人公が仕事のパートナーに求婚しつつ本当の愛を見つけ、突然自分の中に現れた宿命に導かれながら政府の黒幕を見つけ、政府に隠された地球生命体を探す物語です。映像美とリュック・ベッソン監督が描く疾走感満載の映画になっていると思います。内容的にはすごく面白かったです。SF系は好きで色んなものを拝見しますが、映像がやはりきれいでした。続編を期待できる終わり方ではなく、割とあっさり予想通りの終わり方といったところでした。リュック・ベッソン監督の映画は疾走感はあるものの個人的に物語の内容が薄いと感じてしまうことが多いのですが、今回もそんな感じでした。やはり2時間という時間では主人公のバックボーンが見えない。なのに子供の頃の話が所々に出てきて、そのせいで愛に向き合えないというくだりになるシーンがありました。突然こんな話が出てきても…と疑問に思ってしまう。それもまぁいいかと思えるくらい脇をしめる役者さんが豪華だったのに、主人公の2人は作品には合わなかったと思います。デイン・デハーンさんは陰気で悪役向きや気弱な感じの役に合う俳優さんのイメージなので今回のプレイボーイ役には当てはまらない。カーラ・デルヴィーニュと身長差もあまりなく、お互い体のラインが細い。男性はもう少し体が大きい俳優さんの方が華があったのではと考えてしまいました。でも間延びすることもなく2時間しっかり楽しめました。