祝!JーPOPが面白くなってきた!
夏が来ると必ずと言って良いほどHIPHOPが聴きたくなるのですが、ゴリゴリの曲も素晴らしいですが、「シティポップ」というジャンルがあるのを知り、聞いてみると30代の私でもすんなり聞き入れる心地よさを持った音楽が多く、お気に入りとなっています。特に巷で話題の「藤井風」さんは、このジャンルでよく耳にするのですが、曲調、歌詞、そしてビジュアルと兼ね備えたアーティストで、今後も人気が拡大していくのではないかと思います。特に岡山弁を歌詞に盛り込んだ「もうええわ」はヒップホップの新しい概念で、日本人としては嬉しい1曲です。メロディーラインはゆったりとしているのですが、問いかけるような歌詞、自分の声で届けている感じが何とも言えず虜になってしまいます。英語の歌詞などは使うことなく、メローな日本語だけでこれだけ雰囲気を残せているのは、まさに新時代といっても良いと思います。また、「キリがないから」あたりは、バーチャルなMVと若い頃の俳優「安藤政信」さん的なビジュアルが全開で、とても20代前半には見えない存在感が美しい作品となっています。まだCMやドラマ曲になっているものはないのですが、時間の問題でそろそろ出てくるのではないかと期待しています。音楽的才能の塊なので今後の活躍が気になるアーティストの1人で、是非日本的な音楽を世界へ届ける新しい試みなどで魅了して欲しいです。