毛利甚八

毛利甚八

毛利 甚八(もうり じんぱち)とは、日本の著作家、劇画原作者、写真家である。長崎県佐世保市出身。本名は毛利 卓哉(もうり たくや)。
長崎県立佐世保西高等学校から日本大学芸術学部へと進学し、同校を卒業した。その後は数多くの雑誌でライターとしてキャリアを積み、1986年からは魚戸おさむが作画を担当する『家栽の人』の漫画原作を手がけ、大きな反響を呼んだ。魚戸とはのちに『ケントの方舟』でもタッグを組んでいる。ほかにも谷口ジロー作画の『BENKEI IN NEW YORK [N.Y.の弁慶]』や、幡地英明作画の『地(つち)の子』、吉開寛二作画の『たぢからお』、かわすみひろし作画の『裁判員の女神』など、多彩な漫画家と共に数々の劇画作品を世に送り出した。
2001年からは拠点を大分県へと移し、2003年より中津少年学院の篤志面接委員に就任した。この経験はのちに現代人文社から刊行された、エッセイやインタビュー、小説を交えた著書『少年院のかたち』などの作品へと結実していく。さらに2002年には同じくインタビュー集の『裁判官のかたち』を上梓した。
2011年からは雑誌『G2』にて精力的にルポルタージュを発表したほか、同年に小学館から評伝・インタビュー集『白土三平伝 カムイ伝の真実』を出版した。2012年からは『サンデー毎日』にて、ひきの真二作画による漫画『人情小料理 のぞみ』の原作を担当。著書としてはほかに、1998年刊行の『宮本常一を歩く』や、2013年刊行の『九州独立計画 玄海原発と九州のしあわせ』がある。
2015年には、同年に発生した事件や少年法に深く切り込んだ『「家栽の人」から君への遺言 佐世保高一同級生殺害事件と少年法』を発表。同年11月21日に食道がんのため大分県豊後高田市の自宅で急逝した。満57歳没。

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