遊川和彦

遊川和彦

遊川 和彦(ゆかわ かずひこ)とは、日本のテレビドラマの脚本家、映画監督である。1955年10月24日生まれ。東京都出身で、小学校1年時から母親の郷里である広島県大竹市で育った。修道中学校・高等学校を経て、広島大学政経学部を卒業している。
大学卒業後に上京し、当初は俳優を目指して無名塾の入塾試験を受けるなどした。その後、映画の専門学校やテレビ制作会社のディレクターを経て、1987年に『うちの子にかぎって…スペシャルII』で脚本家デビューを果たした。1990年前後には、プロデューサーの八木康夫と共にTBSのコメディドラマを数多く牽引した。
1991年の『ADブギ』や1992年の『十年愛』では、ダウンタウンの浜田雅功の役者としての才能を開花させた。1998年の『GTO』では、最終回に35.7%という驚異的な最高視聴率を記録。2003年のスペシャルドラマ『さとうきび畑の唄』では文化庁芸術祭大賞を受賞し、2005年の『広島 昭和20年8月6日』は日本民間放送連盟賞の最優秀作品に選出された。同年には日本テレビの『女王の教室』を発表し、第24回向田邦子賞に輝いている。また、TBSの「日曜劇場」において田村正和の主演作を多く手がけたほか、松嶋菜々子の主演作品でも数々のヒットを飛ばした。特に2011年の『家政婦のミタ』は最終回で40.0%という大記録を打ち立て、東京ドラマアウォード2012の脚本賞を受賞した。
2012年下半期には、NHK連続テレビ小説『純と愛』の脚本を担当した。従来の朝ドラの枠にとらわれない作品性を提示し、自ら撮影現場へ赴いて主演の夏菜に演技指導を行う様子は『プロフェッショナル 仕事の流儀』でも取り上げられた。2016年には『はじめまして、愛しています。』で第5回コンフィデンスアワード・ドラマ賞の脚本賞を受賞。さらに活動の幅を広げ、2017年の映画『恋妻家宮本』で映画監督デビューを果たし、2019年のドラマ『ハケン占い師アタル』では初めてテレビドラマの演出も自ら手がけた。その他の主な執筆作に『真昼の月』『魔女の条件』『オヤジぃ。』『過保護のカホコ』『同期のサクラ』『35歳の少女』『となりのチカラ』『家庭教師のトラコ』などがある。

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