後ハッピーマニア

後ハッピーマニア

『後ハッピーマニア』とは、安野モヨコによる日本の漫画作品。前作『ハッピーマニア』の続編であり、祥伝社の漫画雑誌『FEEL YOUNG』2019年10月号から連載が開始された。「このマンガがすごい! 2021」オンナ編にて第2位に選出されるなど、大きな話題を呼んだ大人の幸せ探しラブストーリーである。2020年には単行本第1巻の刊行を記念し、前作の『ハッピーマニア』が新たな帯を巻いて発売されるといった企画も行われた。
物語は、かつて激しい恋愛を繰り返した末に高橋修一(たかはし しゅういち)と結婚した主人公・高橋加代子(たかはし かよこ)が、45歳の中年となってから幕を開ける。性格や価値観の違いに悩みつつも15年間の結婚生活を共にしてきた加代子だったが、ある日突然、修一から離婚を切り出されてしまう。加代子は結婚当初から夫に対して無関心であり、妻らしいことは何一つしていなかったが、「絶対に自分を見捨てることはない」という修一の過去の言葉に甘え、すっかり安心しきっていたため突然の宣告に激しく困惑する。現実を受け入れられない加代子はそのまま家を飛び出し、友人である藤堂ヒロミ(とうどう ヒロミ)の家に転がり込む。そのヒロミもまた、夫の藤堂秀樹(とうどう ひでき)に浮気され、息子が秀樹の不倫相手の家に入り浸るという複雑な家庭問題を抱えていた。
ヒロミから「離婚の原因は修一の浮気に違いない」と指摘された加代子だったが、数日後に自宅へ戻った際、修一からさらなる衝撃の事実を打ち明けられる。修一は浮気をしているわけではなく、友人として親しくなった本田詩織(ほんだ しおり)という女性に片思いをしているだけであり、しかも「既婚者とは交際できない」とすでに振られている状態だった。それにもかかわらず、詩織への想いを諦めきれずに苦悩する修一の姿を目の当たりにした加代子は、困惑しながらもいつしか彼の恋を応援するようになっていく。崩壊した夫婦関係のなかで、現実と向き合いながら再び自らの幸せを追い求めて奔走する加代子の姿が描かれている。

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